【60代が意識したい】低栄養とたんぱく質について

加齢に伴う体力の低下、即ち筋量と筋力の低下が危ぶまれている昨今の高齢者問題ですが、それらの多くはほんの少しの意識で改善・予防が出来るのです。

年齢を重ねると低下するのは体力だけでなく食事の量も落ちる傾向があり、これらは密接に関係しています。食事を摂らなくなると、体力が落ち日中の活動量が減り、活動量が減ると消費するカロリーが少なくなるのでお腹が空きにくくなるのです。これでは負の連鎖ですよね。

では、上記のような状態を予防するには、または脱却するにはどうしたらいいのでしょうか?

高齢化(ここでは65歳以上の男女を指します)が比較的健康で元気な身体を維持しようと思うと、「エネルギー(カロリー)」と「たんぱく質」を意識した食事を心がけると良いでしょう。もちろん、その他の栄養素である糖質や脂質、これらの栄養素を効率よく吸収するためのビタミン・ミネラルもバランスよく摂る必要がありますが、先ずはエネルギーとたんぱく質をメインに考えてみて下さい。

エネルギー不足になるとどうなるの?

長期的なエネルギー不足は、慢性的な栄養不足、つまり「低栄養」状態を招きます。低栄養になると(正しくは低栄養になる段階で)、身体に様々な支障をきたすようになり、冒頭でも説明した負の連鎖を助長してしまうことになります。

低栄養になってしまう理由

こちらも冒頭で少し触れましたが、人間は加齢と共に体力・食欲が衰えていきます。

これは、加齢によって身体の様々な機能が衰えることに発端を期す訳ですが、食べ物を噛んだり飲んだりする力であったり、食物を消化・吸収する機能が衰えることにより、食事から栄養素を体内に摂り入れることが難しくなるのです。

低栄養の症状にはどんなものがあるの?

ここでは、高齢者の「低栄養」に関する具体的な症状をご紹介します。

筋量・筋力が減る

たんぱく質の摂取量が減ると、身体を占める筋肉の割合が減少します。これらは短期間で一気に減少するものでもありませんが、筋肉の成長・形成に必要なたんぱく質が体内で吸収されなくなると、人間の身体は現在ある筋肉を分解してたんぱく質を得ようとする働きがあります。これを「カタボリック」と言いますが、たんぱく質という栄養素は筋肉の形成形成だけでなく、髪の毛や肌、臓器など様々な部分の形成に使われるため、優先順位の低い筋肉は分解されてしまうのです。

また、筋量・筋力の低下は運動能力の低下を招き、転倒などの怪我のリスクを高めます。さらに免疫力の低下にも繋がるため、怪我や病気をした時の回復スピードにも影響が出るでしょう。

認知症のリスクが高まる

ビタミンやたんぱく質が慢性的に不足することで認知症のリスクが高まることは有名ですが、中でもたんぱく質に含まれる「アルブミン」が不足することで認知機能が低下することが新たに分かっています。

加えて、活動量が減ることにより脳に新しく入る刺激が少なくなることも、認知症のリスクを高める原因の一つとされるため、同時に予防したいところです。

低栄養にならないために

自分が低栄養にならないためにも、自分の身体を知ることは大事なことです。

その一つに「体重」があります。

日頃から体重を計ることで、健康のバロメーターとして活用しましょう。

過度な肥満などは該当しませんが、痩せ型や普段の食事の量が少ない方は、急激な体重の減少時には注意が必要です。半年以内に体重の減少率が3%以上、または2~3kg落ちるような場合には一度食事を見直してみましょう。

減少率が5%を超えるような場合は非常に危険ですので、お近くの病院で一度ご相談されてください。

おわりに

今回は「低栄養」と「たんぱく質」についてご紹介しました。

「あなたの身体はあなたが食べているもので出来ている」とはよく言ったもので、本当にその通りです。

今日食べたものが明日効果を現すものでもないので、日頃の意識がとても大切になります。

 

サプリメントを摂るメリットとは

栄養は食事から摂るべきという専門家もたくさんいます。しかし、本当にそうなのでしょうか。

サプリメントの使用は数々のメリットがあるだけでなく、現実的に必須であるいう専門家もいます。私もサプリメントは必須だと考えます。

サプリメントとは何なのか?

そもそもサプリメントは何なのか?サプリメントとはいったい何者で、どういう仕組みでパフォーマンスアップしてくれるのか?基本的な理解をすることで自分に必要なサプリメントを納得して選択ができるでしょう。ですのでここで基本を押さえていきたいと思います。

サプリメントの役割

サプリメントという言葉自体は「補完」という意味であり、

食事では足りない栄養素を補完して摂るために生まれた。必要な栄養素がすべて理想的なバランスで入った理想的な食事をできる人はほとんどいないので、足りない栄養素を補い、理想に近づけるためのものでもあります。

しかし、現実的に必要な量を摂るただの補完にとどまらず、最低限必要な以上を摂取することで、

身体の働き「助長」したり、あるいは生命維持には必要ではんじゃい物を摂取することにより機能に影響を与えてパフォーマンスを上げたり、生活の質をよりよくしてくれたりするサプリメントもあります。

例えば眠い時にカフェインを摂ることで中枢神経を興奮させる作用があり、そのために眠気が覚めて、

動けるようになります。

サプリメントのメリット

ではそういった役割を持つ食品でなく、サプリメントを摂るメリットはどこにあるのでしょうか。

それは大きく分けて3つあると言われています。

  • 手軽に栄養を摂取することができる
  • 確実に栄養を摂取することができる
  • ピンポイントで栄養を摂取することができる

◎手軽に栄養を摂取することができる

サプリメントはだいたい粉や錠剤、カプセル、ゼリー、ドリンク状になっていて、食事のように調理する必要がありません。そして摂るのがすごく簡単です。時間に追われる現代はこの手軽さは日々確実に栄養摂っていく上で必須といえるでしょう。

 

◎確実を栄養を摂取できる

普通の食品では栄養成分を正確に把握するのはほぼ不可能です。

しかし、サプリメントであれば、ある飛躍的に正確な栄養摂取が可能になります。

ある栄養素を食品から抽出したり、合成したり、混合することによって、ほぼ同じ品質のものを作れるからです。

 

◎ピンポイントで栄養を摂取することができる。

普通の食品の場合はある一つの栄養素を摂るのは不可能です。例えばたんぱく質を摂ろうとしても

お肉だとどうやっても余分な脂肪なども一緒に摂ってしまいます。

しかし、プロテインであれば、たんぱく質を10g摂取したい思ったときに余分なものを摂らずに摂取することが簡単にできるようになります。

サプリメントであればあれこれ考えずに摂りたい栄養素を摂りたいだけとることできるのです。

サプリメントの摂取のポイント

サプリメントを摂る際の基本的なポイントとして、「摂る量」「摂るタイミング」があります。

「十分な量」と「適切なタイミング」でなければ意味ありません。

一つ一つの栄養について理解をし、「いつ、どれくらいの量を摂るべきか」をすばやく判断すれば

最高の結果が出すことできます。良いサプリメントと悪いサプリメントの区別をつけられるようになりましょう。最高の結果を得るために、最高の方法でサプリメントを活用しましょう。

まとめ

サプリメントにの役割は3つあります。

  • 補完=不足している栄養を補完する
  • 助長=必要最低限以上に栄養を摂って身体の働きを高める
  • 機能=身体の機能を引き出してパフォーマンスをアップさせる

サプリメントは食品に優る3つのメリットがあります。

  • 手軽に摂取できる
  • 確実に摂取できる
  • ピンポイントで摂取できる

サプリメント選手で忘れてならない2つのポイント

  • 摂取量
  • 摂取タイミング

 

 

脂質って悪者なの?良い脂質と悪い脂質について解説します。

脂質と聞くだけで悪者のイメージがあるという人もいるでしょう。

確かに脂質、あるいは脂肪はたんぱく質や炭水化物と比べて1gのあたりのカロリーが多く、

(9㎉ たんぱく質と炭水化物4㎉)、しかもおいしいのでついつい摂りすぎて、気がついたらお腹に脂肪がついてしまうこなんかも少なくないと思います。

しかし、脂質も栄養として大きな役割がありますので、

ご紹介したいと思います。

脂質の役割とは

脂質の主な役割はエネルギー源となることです。太古の昔、我らの祖先はいつ次の食事ができるのかわからない状態で生活をしていた。少し時間が空いたというレベルではありません。

人類の歴史上、いつでも食事ができるという時代はほんのわずかにすぎないと言われています。

そこで、人は次の食事までのエネルギーを蓄える必要があったのです。そのエネルギー源となっていたのが脂質です。つまり、脂質は非常に重要な役割を担っていたといえるでしょう。

現代だと脂肪の少ない人はうらやましがられるかもしれませんが、太古の昔はそれが生死をわける条件であり、脂肪の少ない人は真っ先にエネルギーが不足し、あの世にいってしまっていたのだ。

では脂質は現代でも必要なのか?

答えはイエスです。それはなぜなのか?脂質はただのエネルギー源ではなく、細胞膜やホルモンの材料にもなるからです。つまりいくらトレーニングをしてたんぱく質を摂っても脂肪を全く摂っていなければ筋肉細胞を大きくする材料がなく、大きくならないのです。

 

良い脂質、悪い脂質がある

脂質には良い脂質と悪い脂質に分かれると言われています。

良い脂質

不飽和脂肪酸(オリーブオイルや魚の油など)。

不飽和脂肪酸は細胞膜の原材料となったり、コレステロールを下げたり、プロスタグランジンというホルモンのような物質で血圧の調整、心臓機能の維持、神経伝達などの機能を持つ物質を作るのにつかわれます。

悪い脂質

飽和脂肪酸(バターやラードなど)

飽和脂肪酸はエネルギーとして使われる以外は良い役割はありません。

溶ける温度が高いため、体の中で固まりやすい。心臓病やがん、体脂肪の増加といった問題の原因となります。ほとんど不要で現代人は多く摂りすぎる傾向にあるので意識して摂る必要はありません。

摂取量は?

脂質は総摂取カロリーの20%程度がいいと言われています。そして必須脂肪酸の割合をなるべく多くすることがポイントです。例えば3000㎉摂っている人なら人なら600㎉。脂質は1gで9㎉のエネルギーをもっているので約65gの量の脂質となります。

機会があれば自分で摂っている食事の内容をチェックして脂質の量を計算してみてください。

終わりに

脂質は必ずしも悪ではありません。悪い脂肪は摂らないようにし、良い脂質を摂る習慣を心がけてみてください。

そうすれば的な体が手に入れられるでしょう。

サプリメントって腐るの?

ちょっと期間がたってしまったサプリメントを飲もうか迷ったことはありませんか?

よく「賞味期限が過ぎってしまったけれどサプリメントとして効果がなくなってしまったのかなど」の声をよく目にします。

日本ではサプリメントは食品という扱いなのでお菓子や一般的な加工食品と同様に賞味期限が設定されています。

設定期間の根拠は各社がそれぞれ基準を設けていますが、基本的には保存テストを実施して、

そこから設定することが多いといえます。

各社メーカーが設定しているのは賞味期限ということなので、

「味」期限です。あくまで風味や香りなどが基準となっているのであって、その中で使っている素材自体の品質期限はもっと長いので風味が損なわれていることを気にしないのであれば大概の場合は問題ないと思います。

但し、それは保存方法(高温多湿)を避けるなど、ある程度整った保管状態なので、

光があたる場所、湿度が高いところで保存をしていた場合は注意が必要です。

さらに栄養素の種類によっては劣化が早いものもあります。
特にビタミンCなどの抗酸化物質は、酸素に触れると酸化しはじめ、

抗酸化機能が弱まると言われています。

サプリメントの賞味期限について極端に神経質になる必要はありませんが、保管は適切な場所で

きちんと行うことを心がけ、賞味期限はある程度認識しておいたほうがいいと思います。

ビールで脱水症状に?熱中症対策の正しい水分補給

今年の夏は特に暑いですね、、暑い時期はビールや炭酸飲料などをついつい飲んでしまいがちです。

しかし水分補給として飲むものは気を付けないと逆に脱水症状になる可能性が高まったり、

糖分のとり過ぎになったりしてしまうので要注意です。

積極的に運動をする人は特に熱中症に注意を!

運動、外での仕事、汗をかくことが多くなると、汗をかいた分、必要な水分量も増えます。

夏に外で活動することによって、たくさん汗をかき、発汗による水分、塩分の排出が増えます。

私たちの体は、何もしなくても1日に約1200mlの水分が失われると言われます。。そのため、1日あたりの水分補給量は1500ml(1.5L)~2000ml(2L)を目安に摂取しなければなりません。

例えば、500mlのペットボトルを午前中に1本、午後に1本飲み、朝と寝る前にコップ1杯飲むようにすれば、最低限の水分は補えますね。

特に寝ている間に水分が失われているので、就寝前と起床後すぐに、コップ1杯の水を飲む習慣をつけるといいでしょう!

熱中症対策の水分補給にNGな飲み物は?

水分補給は熱中症対策に欠かせませんが、熱中症対策に不向きな飲み物がいくつかあります。

・カフェイン

エナジードリンク、コーヒー、緑茶などのカフェインが多く含まる飲み物です。

カフェインには利尿作用があるため、飲んだ分以上の水分が体から出てしまう可能性があります。

カフェイン入りの飲み物を飲んだときは水も一緒に飲むようにすると、カフェインの効果も得ながら体の水分を保つことができます。

・アルコール

アルコールもカフェイン同様、利尿作用があり、例えばビール10本飲むと11本分が尿となって排せつされるといわれています。お酒を飲むときは同じくらいの量の水を一緒に飲むようにしましょう。

熱中症対策の飲み物は?

水、麦茶などのノンカフェイン飲料を意識してとるようにしましょう。

特に麦茶はミネラルも補給できるのでおすすめです。

運動や外回りでたくさんの汗をかいたときは、スポーツドリンクや経口補水液など塩分やミネラルも一緒に補うようにしないといけません。汗にはミネラル分が含まれるため、水だけを摂っていると熱中症になりやすくなります。

スポーツドリンクは運動量の多い人が、水分補給に必要なエネルギーやミネラルを補えるように作られているので、運動をしない人が飲みすぎるとカロリーのとりすぎになってしまうこともありますので注意してください。

また、水分はのどが渇いてから一気に飲むのではなく、渇きを感じる前にこまめに飲むようにしましょう。熱中症の危険が高まるこの時期は、飲み物がすぐ飲めるようにしておくのがいいですね。

【60代から気になる】あなたの体脂肪率は平均値?

皆さんは「体脂肪率」を意識されたことはありますでしょうか?

ダイエットをする際、「〇kg減った」というような事をよく聞きますが、果たしてそれは正解なのでしょうか?

というのも、ダイエットにおいて最も減らすべきものは「体脂肪」、つまりお腹や二の腕のたるみの原因をいかに減らせるかがカギとなります。

しかし、近年のダイエットブームに乗じて間違ったダイエット方法や知識が数多く出回り、昔に比べてダイエットに関する情報が得られやすくなった分、それだけ間違った情報に触れやすくもなってしまいました。

そんな間違った情報を基に我流でダイエットに取り組まれた結果、最も多い失敗が体脂肪と一緒に「筋肉量(骨格筋量)」まで減らしてしまうケースです。

本来、年齢を重ねるにつれて減少傾向にある筋肉量は、減らすどころか出来れば増やしていかなければなりません。筋肉量を増やすことで基礎代謝をアップさせ、太りにくい健康的な身体を維持することが可能となるのです。ひいては、フレイルやサルコペニアといったそう遠くない将来の病気を予防することにもなります。

つまり、ダイエットを行う上で60代の皆さんが意識しないといけないのは、体重計に乗った時の純粋な身体の重さではなく、自身の身体の「どれくらいが筋肉で、どれくらいが体脂肪なのか」ということです。

中でも今回は、「体脂肪率」に的を絞ってご紹介したいと思います。

体脂肪率とは

体脂肪率とは、身体の占める脂肪の割合がどれくらいなのかを%で表した数値になります。

また、体脂肪率は次の計算式を使ってご自身で求めることも可能です。

体脂肪率(%)=[体脂肪量(kg)÷ 体重(kg)]×100

しかし、上記の計算式を見てもらうと分かるように、体脂肪率を計算で出すには「体脂肪量」を知る必要があるため、一般的にはご家庭にある体脂肪計や体組成計で出る数値を目安にされると良いでしょう。

ちなみに、体組成計などで体脂肪率を計測する場合、体組成計が正確な体脂肪の量を計っているわけではなく、「筋肉は電気を通しやすく、脂肪は電気を通しにくい」という性質を利用して体内に微弱な電流を流すことである程度の大まかな脂肪の量を推定しているのです。使うメーカーによって数値にばらつきがあるのはこのためです。

体脂肪率の位置づけ

体脂肪率が低ければ健康的である」とは一概に決めつけることはできません。

身体の中で体脂肪が担う役割は様々で、エネルギーを蓄えたり、体温を維持する機能、ホルモンバランスを正常にコントロールするなど多岐に渡ります。

決して低ければ低いほど良いではなく、あくまでも適正値を保つことが健康の秘訣となるのです。

下記に体脂肪率の適正地を男女別にご紹介しますが、これはあくまでも参考値であり、お使いの体組成計の各メーカーが出す基準値なども参考にされてくださいね。

男女別の体脂肪率の基準値

体脂肪率による肥満の目安

軽度肥満 中等度肥満 重度肥満
男性 体脂肪率20%以上 25%以上 30%以上
女性(15歳以上) 体脂肪率30%以上 35%以上 40%以上

上記の表を見ると、男性に比べて女性の方が標準の範囲がやや広くなているのが分かると思います。

これは、女性の方が体脂肪率が低くなり過ぎた場合に生じるリスクが高まる可能性が多いからです。

さいごに

体脂肪率を基準値に保つことの重要性についてご紹介しましたが、体脂肪率を下げる方法は何もダイエットだけとは限りません。体脂肪率とは前述の通り身体の占める脂肪の割合がどれくらいなのかを%で表した数値ですので、体脂肪以外を増やすことでその割合を減少させることが可能です。

その代表例として、トレーニング、つまり筋肉量を増やすことが望ましいと言えるでしょう。こちらも冒頭で触れましたが、筋肉量を増やすことで得られるメリットは何も体脂肪率を下げることだけに限らず、未来のフレイルやサルコペニアの予防にも繋がります。

是非ともこの機会に何か始められてはいかがでしょうか。

【60代から意識する】健康のための食事習慣

近年の日本国内におけるスポーツ・フィットネス文化の普及率には驚かされるものがありますが、それらに比例するようにして「ダイエット」カテゴリーも急成長を遂げています。街の至る所にフィットネスジムが建ち、コンビニやスーパーでは手軽に高たんぱく質なプロテイン関連の商品を手に入れることが出来ます。5年前であれば考えられなかったことです。それだけ一般の方々にフィットネスが認知されるようになった証拠でもあり、ダイエットのニーズが高まっていると言えるでしょう。

しかし、一口にダイエットとは言っても、誰もがそう簡単に痩せられるわけではありません。人によってはこれ以上痩せると危険な場合もあれば、「痩せる」ではなく「筋肉を付ける」必要がある方だっておられるでしょう。

そこで、今回は「60代の方」に的を絞り、健康的でいきいきとした生活を送るために必要な食事習慣についてご紹介したいと思います。

60代にダイエットは必要ない?

掲題にもありますが、60代の方にとって「ダイエット」は本当に必要なのでしょうか?

一般的に食事の量や日中の活動量が著しく減少し始めると言われている年代ですが、一見すると「健康のためにダイエットをしている」というのはとても健康的で素晴らしいことのように感じます。

もちろん、適度な運動は新陳代謝を高め、骨格筋量を増やす意味ではとても良いことなのですが、目的が「ダイエット」となると少し話が変わってきます。

ダイエットを行うとなると、必ず食事制限がセットで付いてくるのですが、この食事制限を自己流や見よう見まねで行うことはとても危険です。本来の目的である体脂肪の燃焼どころか、時には大事な骨格筋量を減らしてしまい、どんどん痩せにくい体になるだけならまだ良いほうですが、場合によっては身体を壊してしまうリスクだってあるのです。

では、60代の皆さんは何を目的に取り組めば良いのでしょうか?

痩せるのではなく筋肉を増やそう

これが今回の答えになります。

痩せることを目的とするのではなく、筋肉を付けることを目的としてください。

とは言うものの、そう簡単に筋肉は増えるもではありません。適度な運動は勿論ですが、日々の食事がとても重要になってきます。

では、具体的にどのような食事を心がければ良いのでしょうか。

筋肉を付けるための食事のポイント

  1. 毎回の食事でたんぱく質を意識する
    たんぱく質は筋肉のみならず、肌や髪、臓器といった身体の様々な部分を形成するための材料になります。要はたんぱく質の摂取量が少ないと、筋肉を作るまでに至らないということです。毎食お肉もしくはお魚をお食べ頂き、間食にはヨーグルトなどを意識的に食べるようにしてみて下さい。どうしても量が食べられない方は、健康補助食品である「プロテイン」を活用されると良いでしょう。しかし、食事の量が減っては筋肉に必要な栄養素を確保することが出来ません。ましてや、1食抜いてしまっては今ある筋肉量を維持するのも難しくなります。
  2. 1日3食しっかり食べる
    冒頭でもありましたが、皆さんの年代になると本当にお食事の量が少なくなりがちです。
  3. お酒はほどほどに
    過度なアルコールの摂取は筋肉の分解を促進します。1日の量を減らしたり、休肝日を設けるなどして調整できると効率が良いですね。

さいごに

本日はダイエットよりも重要な「筋肉を増やす」ことについてご紹介しました。

筋肉量が増えれば必然的に基礎代謝量がアップし、自然に体脂肪率も落ちるようになるでしょう。

筋肉はそう簡単には増えませんので、2年後3年後を見据えて今から取り組むことにより、いつまでも健康的に過ごすことが可能となります。

是非とも取り組んでみて下さい。

太りたくても太れない。そんな時にはプロテイン!

太ることができない原因とは?

周りの人に比べて痩せている・・・もっと大きくなりたいのに。

太りたいのに太れない理由はたくさんありますが、

たいていの場合はエネルギーをしっかりと摂れていないことが原因です。

太るためには

摂取エネルギー≧消費エネルギー

でないといけません。

エネルギーというのは食事です。食べることです。

 

例えば、朝ご飯を食べないこと、すごくハードな運動をしているが食事は周りと変わらないなどの

傾向や経験はありませんか?

太っているか痩せているかは、摂取するエネルギー消費するエネルギー

バランスで大半が決まります。

食が細くてたくさん食べられない

食が細い人は、1回の食事で大量に食べるのが苦痛ですよね。

そんなときはプロテインなどの栄養化が高い液体などからカロリーを摂取することをおすすめします。

固形物はこれ以上食べれないという場合が多いですが、ドリンクなら以外と飲めるはずです。

そんな体が大きくならない方にもプロテインは重宝されます。

実はプロテインの中には体重を増やしたい人のための商品も販売されています。

それが、「ウエイトゲイン」と呼ばれているプロテインです。たんぱく質と一緒に糖質が多く含まれているのが特徴で、手軽に摂取カロリーを増やすことができます。海外製のものでは1食で1000㎉以上を摂れる商品もあります。

運動と食事で体は必ず大きくなる。

運動だけでなく食事もトレーニングです。運動と食事管理がしっかり行えていれば、必ずカラダは大きくなります。

そしてサプリメントなどをうまく活用し、カラダ作りに励んでください。

プロテインを飲んだら太ると誤解をしている?実はダイエットに使えるプロテイン

「ステイホームで外出する時間減り、身体を動かす時間が減った」

「外出できないストレスでついついお菓子を食べてしまう」

新型コロナウイルスによる外出自粛により生活習慣が大きく変わってしまい、

太ってしまったという方も多いのではないでしょうか。

これからもとの体を取り戻すためにダイエットに取り組んでいる人もいるでしょう。

なかなかジムに行くのも気が引ける状況の中、ダイエットを成功させるためには

それはカロリー制限です。

しかし、カロリー制限は簡単に成功するものではありません。

ただ食べないでいると脂肪ではなく、筋肉だけが減っていきます。

すると、身体はエネルギーを温存するために代謝を落として省エネモードになってしまいます。

また、筋肉量が減ると、かえってやせにくい身体になってしまうのです。

恐ろしい。せっかく頑張って食事制限をしていたのが、むしろ逆効果そんなことが起きてしまいます。

ダイエットを成功させるための必需品とは

そうしたコロナ太りの解決になるカギとは「プロテイン」です。

そもそもプロテインは余分なものをカットし「たんぱく質」を補給するために作られた食品なので

低カロリーで低脂肪、高タンパクです。

つまり太るどころかダイエットには強い味方なのです。

プロテインで太ったという方は他の要因が大きく考えられます。

 

「今まで運動をしていたけど、運動をやめたが飲み続けている。」

「今までと食事も変えず、運動もせず、プロテインを飲み始めた。」

上記のような場合は太ってしまう可能性が高いです。

プロテインは筋肉を中心とする体の材料になりますが、

飲むだけで筋肉がついてボディメイクができるとわけではありません。

ダイエットを成功させる秘訣としては筋肉をしっかりとつけることです。

筋肉をつけることによって、代謝(脂肪燃焼効果)が高まるからです。

また、筋肉を効率よくつけるには、運動、食事、休養をしっかりとすることです。

そのサポートに欠かせないのがプロテインとなります。

まとめ

プロテインは正しく理解して扱えば、太るものではありません。
日々のトレーニングや食事、休養をコントロールしつつ、プロテインを上手に活用することで、健康的で痩せやすい体質や、力強くて美しいカラダを手に入れることができます。

 

【60代からスタート】プロテインでフレイル予防!

プロテイン」と聞くと、どうしてもボディビルダーのような筋肉隆々なマッチョのイメージが払拭しきれないようですが、今の時代、プロテインはマッチョだけが飲む飲み物ではなくなりつつあります。

そもそも日本国内におけるプロテインの位置付けは「健康補助食品」であり、皆さんのイメージされるような薬などといった特別な存在からは遠く離れたところにあります。

その用途は様々であり、筋肉量を増やしたい・筋力をつけたいといった目的で摂取する方もいれば、美肌・美髪効果を期待して美容目的で毎日摂取する方もおられます。

これらの摂取方法は全て正解であり、何一つ不思議なことなどありません。なぜなら、プロテインが「健康補助食品」だからです。

では、プロテインは我々の何を補助してくれるのでしょうか?

それは、「たんぱく質」です。

プロテインを日本語に訳すとたんぱく質となりますが、日々の食事で摂取するのが難しいたんぱく質量を補うために、プロテインがあります。

つまり、お肉やお魚、卵や大豆製品の代わりとなるのがプロテインです。

そんなプロテインがなぜ「フレイル」に有効なのか、予防出来るのか、詳しくご紹介します。

フレイルって何?

フレイルとは、健常な状態から日常生活を送るうえで手助けが必要になる要介護状態へ移行するまでの特定の期間・段階のことを言います。

具体的には、加齢に伴う筋力の低下・筋量の減少、体力の低下などが原因で外出や運動頻度が減り自宅に閉じこもりがちになるなど、高齢化に伴う衰え全般を指しています。

また、フレイルの特徴としては身体的な問題にとどまらず、うつなどの精神的・心理的問題、認知症などを主とした認知機能の障害なども含まれます。

フレイルをプロテインで予防するには

フレイルの原因には、上記で述べたような加齢に伴う筋肉量の低下や身体的問題など様々ですが、今回は前者の「筋肉量」に的を絞って解説します。

筋肉量が減る原因としては、

  1. 食事量の低下
  2. 運動量の低下

の二つが挙げられますが、プロテインの場合このどちらにも有効的なアプローチが可能です。

①食事量の低下

冒頭でも少し触れましたが、プロテインの本来の目的は「補助」にあります。加齢と共に年々少なくなる食事量ですが、食事量の低下に比例してたんぱく質の摂取量も少なくなってしまいます。そこでプロテインを活用して下さい。仮に1日1杯、昼食と夕食の間にお飲み頂くことで、およそステーキ100g分の良質なたんぱく質がわずかコップ1杯分の液体で摂取出来てしまうのです。

②運動量の低下

1日の活動量(運動量)が少なくなることで全身(特に下半身)の筋肉量が低下、最終的には寝たきりとなってしまう訳ですが、毎日たった10分の散歩を行うだけでも数年後の未来は大きく違うでしょう。そこに加えてプロテインを摂取すれば、筋肉量を増やしたいジムに通う男性がプロテインを摂取する目的と同じ用途でお飲みいただくことが可能です。散歩で身体を動かし、プロテインで筋肉をカバーする。素晴らしいサイクルだと思いますよ。

おわりに

今回はフレイルに対するプロテインの有効性について、具体的な摂取方法などを交えてご紹介しました。

現在プロテインを飲まれている方は引き続きお飲みいただきたいですが、まだ飲んだことがない方、気にはなっているが手が出ない方、是非ともこの機会に習慣化されてはいかがでしょうか?