【飲んで健康】毎日飲みたい!緑茶の持つ強力な抗酸化作用とは

緑茶は我が国日本が世界に誇る「スーパーフード」の1つと言っても過言ではないでしょう。普段から馴染みのある我々からすれば、緑茶がスーパーフード?という風になるのも不思議ではないかもしれませんが、近年の新型コロナウイルスの影響も相まってますます注目が集まっているのです。

今回はそんな緑茶がもつ「抗酸化作用」にスポットを当て、聞けば飲みたくなる情報を皆さんにご紹介したいと思います。

そもそも抗酸化作用ってなに?

アンチエイジングや老化に効果がある成分として紹介されることの多い「抗酸化」という言葉ですが、その中身まで詳しく知る人は意外と少ないようです。意味や効果を正しく知り、皆さんの生活の中に取り入れることで得られるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

抗酸化を知るうえで、「活性酸素」という言葉が非常に大事になってきます。活性酸素とは、身体に取り込んだ酸素の一部が他の物質と結びつき、高い酸化力を持つ物質に変化することを言います。この活性酸素が正常な細胞に結びつくと過酸化脂質を発生させるため、細胞の老化を早めるだけでなく、がん細胞の増加や動脈硬化を引き起こすなどさまざまな病気の原因になることが知られています。

この活性酸素を作らせない、あるいは無毒化する、活性酸素によって傷つけられた細胞を修復する働きを持つのが「抗酸化」です。

大人になるにつれて増えるシミやシワも活性酸素が原因とされていますが、それは抗酸化作用自体が20歳をピークに年々減少を始めるためだと考えられています。確かに、シミやシワが多い子供はなかなか見かけませんよね。

緑茶の持つ強力な抗酸化作用!

緑茶の茶葉には、香りや味だけでなく、「カテキン」という強烈ながん予防作用をもつポリフェノールが豊富に含まれています。カテキンは緑茶の渋み成分であり、一口にカテキンといっても形の違いからエピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピガロカテキンガレート(EGCG)の4種類があります。

カテキンには抗酸化作用があるとされ、活性酸素が脂質と結びついて過酸化脂質になるのを防いでくれると考えられています。過酸化脂質は老化やがん、免疫力低下などの原因です。実際にカテキンの摂取が糖尿病の改善や認知症の予防、脳梗塞リスクの低下などを防ぐ効果があるのではないかという、研究結果が出ています。

ほかにも抗菌や抗ウイルス成分があるとされ、風邪予防のひとつとして緑茶でうがいをするといわれています。

上記で紹介した「エピカテキンガレート(ECG)」を多く含む緑茶として私からは「日本茶」をおすすめします。

また、緑茶を飲むときは蒸らし時間に気をつけることで、より多くのカテキンを効率よく摂取できます。茶葉がお湯につかる時間が5分未満だと、緑茶に含まれるカテキンのわずか20%くらいしか抽出することが出来ないため、8~10分程は浸しておくのが理想です。そうすれば、緑茶のもつ効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

さいごに

今回は日本で古くから飲まれているスーパーフード、「緑茶」についてご紹介しました。最近ではあまり家庭に出回ることも少なくなりつつある緑茶ですが、食後やほっとひと息つきたい休憩時などにも是非ともオススメの食材です。是非ともお試しください!

【ロコモ】注意!コロナウイルスがあなたのロコモを加速させる!

新型コロナウイルスの猛威が一向に止まりを見せない昨今ですが、コロナウイルスの感染予防を思って外出を自粛する高齢者に対し、違う角度から新たな脅威が迫っていることを皆さんはご存知でしょうか?

新型コロナと自粛が招いた運動機能の低下

その脅威と言うのが、ロコモティブシンドローム、通称「ロコモ」と呼ばれるものです。ロコモティブシンドロームとは、英語で移動することを表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力があることを表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくった言葉で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。(日本整形外科学会ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト引用)

コロナウイルスから自身と周りの人の健康を守るために外出を自粛した結果、普段行う日課の散歩やゲートボールなどのスポーツを行う頻度がグッと減ってしまい、結果として脚腰が弱まり筋量が低下、何気ないところでつまずきやすくなるなどの弊害が生じやすくなるのです。

「ロコモ」の悪化を防ぐために

自粛ムードで外出ができないからと言って、自宅で何もしないのはナンセンスです。日課やストレス発散の為に行っていた運動が出来ないことは確かに大きなストレスとなるでしょうが、この自粛期間に弱まった筋力を取り戻すのは簡単なことではありませんし、足腰が弱まって結果的に致命的な怪我となれば、外出自粛が解除された後の楽しみもストレスとなってしまいます。まずは自宅で出来るような運動から始めてみましょう!

自宅で簡単スクワット!

使用するのは皆さんの身体と自宅にある椅子のみです。背もたれのある椅子に深く座り、「前へ習え」の状態で腕をピンと伸ばします。その状態からグッと立ち上がってみましょう。問題なく立ち上がれたら、元の状態に戻るようにして椅子に座ります。たったこれだけですが、下半身の筋肉をバランス良く鍛えることが出来るのです。7回連続で行ったら1分休憩し、それを2セットやってみましょう。

  1. 背もたれのある椅子に深く腰掛ける
  2. 「前へ習え」のように腕をピンと伸ばす
  3. 2の状態のまま立ち上がる
  4. もう一度椅子に深く腰掛ける

自宅で簡単ウォーキング!

ウォーキングと聞くと家の中を歩き回るような感じがしますが、今回はその場で行う簡単なものです。ここで意識するのは太ももをいかに高く上げられるかです。年齢を重ねるとなんでもないところで躓くようになると言いますが、それは「脚が上がっていない」のが原因であり、多くの場合腸腰筋という脚を上に持ち上げる筋肉が弱まっていることが原因とされています。テレビを見ながらなど、何かしながらで大丈夫ですので、その場で足踏みを2分間、1分の休憩を挟んで合計5セット行ってみましょう。

  1. 周りにものが無いことを確認する
  2. 太ももを高く上げるイメージでその場で足踏み
  3. フラフラしてしまう場合は何かにつかまってもOK

おわりに

今回は新型コロナウイルスの影に潜む脅威「ロコモティブシンドローム」について皆さんにご紹介しました。あなたとあなたの周りに外出自粛で運動不足でお悩みの方がおられるようであれば、是非とも気にかけて頂けると幸いです。

ぎっくり腰になる原因となった後の対処法をトレーナーが解説!

発症した人がその後25%の確率で再発するとも言われる「ぎっくり腰」ですが、皆さんは経験がありますでしょうか?かく言う私は学生時代はラグビー部に所属しておりましたが、当時は2年に1回程度のペースでぎっくり腰に悩まされておりました。今でこそトレーナーという経験を経て身体の仕組みに精通することができたため、あの何とも言えない痛みに頭を悩ますことも無くなりましたが、今現在もぎっくり腰に悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。

今回は、突然のように襲ってくるぎっくり腰について、発症の原因とその対処法、再発防止のために行うセルフケアまで、元トレーナーの私がご紹介します。

そもそもぎっくり腰はどうして起こるの?

自分はぎっくり腰には無縁!」と思っている方は、要注意です。ぎっくり腰は老若男女関係なく、誰にでも起こり得る最悪のサプライズと言えるでしょう。ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」と言い、欧米諸国では「魔女の一撃」とも呼ばれます。経験済みの方なら、魔女の一撃がしっくりくるのではないでしょうか。

冒頭部分でもあるように、私自身、学生時代(年齢的に若い)にラグビーをしている(運動不足ではない)にも関わらず、ぎっくり腰に悩まされることが少なくありませんでした。

つまり、ぎっくり腰の原因は人によって様々であり、骨のゆがみ・腰の筋肉の脆弱化・過度なスポーツによる筋肉負荷など多岐にわたります。いずれにせよ、腰に異常なストレスがかかっているときに発症します。

ぎっくり腰になった時の対処法とは?

発症直後はあまりの痛さにビックリし、一定時間はアドレナリンにより移動が可能なことが多いですが、やがてすぐに動けなくなるでしょう。ベストはお近くの治療施設などで針治療や電気治療をすぐに受けるのが良いでしょうが、今回は動けなくなってしまった方のためにも自宅で出来る方法をご紹介します。

発症直後の対処法

  • 膝を軽く曲げて横向きに寝る
  • あおむけに寝て、ひざを軽く曲げ、膝の下にクッションを入れる
  • あおむけに寝て、低めの台に両脚を乗せる

といったように、出来るだけ腰に負担のかからない姿勢で横になることが大事です。発症直後というのは患部から炎症物質が出ており、このタイミング無理に動かしてしまうと、炎症が酷くなり痛みが増したり治りが遅くなることがあります。

発症後2~3日からの対処法

発症直後に比べて痛みも少し落ち着きが見える段階ですが、この段階が非常に大切になってきます。かつては、この段階でも安静にしておくのがベストであると考えられていましたが、ずっと動かないでいると、腰痛に深い関わりを持つ「背筋」が衰えてしまい、結局回復が遅れてしまうということがわかってきました。

したがって、発症から2~3日後に痛みがやわらいだころから、無理ない範囲で動かせる部位は積極的に動かすようにしましょう。

ぎっくり腰の再発を予防するには?

ぎっくり腰は平均して1週間程度で痛みがなくなり、発症前の状態に戻ることがほとんどですが、約1/4人は1年以内に再発するというデータが存在するのですから、放ってはおけないですよね。

  • 無理な姿勢に注意する
    代表的なものに前屈みのような姿勢がありますが、荷物を持つ際には上体ではなく腰を落とす意識を忘れないでください
  • 肥満に要注意
    ぎっくり腰の発症は人によって様々とお話しましたが、肥満は発症の確立を上げる要因の一つと言えるでしょう
  • 適度な運動を忘れずに
    痛みがなくなって完治した後の話ですが、適度に身体を動かすことは、腰を労わるという意味でも非常に効果的です

おわりに

今回は「ぎっくり腰」に関する豆知識について、トレーナー目線でご紹介しました。何度もお伝えしていることですが、ぎっくり腰は年齢・性別・運動の有無など一切関係なく誰にでも起こり得るものです。なってからでは遅いですので、事前の予防、再発の予防を怠らないようにしましょう。

普通の貧血とは違う?鉄分不足による「鉄欠乏性貧血」とは?

そもそも貧血とは何なのか?

血が貧しい」と書いて貧血と読むことから、多くの方が「血の量が少なくなること」が貧血であると思いがちですが、実はそうではありません。血液の量自体は正常な方と貧血の方ではあまり差はなく、血液中の「赤血球」の量と質が低下している状態を貧血と呼びます。

この状態になると、普段なら何ともないような階段を昇るだけでも動悸や息切れがしたり、他には疲れやすくなったり頭が痛くなる、顔色が悪くなどの症状が表れます。

自身が貧血であるかを確認するには特定の医療機関にて検査を受ける必要がありますが、ヘモグロビンの値が成人男性で「13g/dL未満」、成人女性で「12g/dL未満」、80歳以上の場合は「11g/dL未満」で貧血と診断されます。

現在日本では女性の10人に1人、月経中の女性に関しては5人に1人が貧血気味であるとされており、貧血がもたらすデメリットはもはや軽視できない問題となっています。

鉄不足が原因となる「鉄欠乏性貧血」とは?

皆さんが経験する多くの貧血が、鉄分不足が原因として起こる「鉄欠乏性貧血」です。正常な赤血球に比べて、鉄欠乏貧血の赤血球は色が薄く、小さい赤血球や形の悪い赤血球などが見られるという特徴がありますが、その背景には「ヘモグロビン」という物質が影響しています。

ヘモグロビンは赤血球が酸素を取り込む際に働く物質ですが、そのヘモグロビンを作るには鉄が欠かせません。ヘモグロビンが正しく作られなければ、赤血球は酸素を取り込むことができなくなるだけでなく、正しい赤血球を作ることができなくなり、最終的には全身に酸素を供給することが難しくなります。これが、鉄欠乏性貧血です。

鉄欠乏性貧血の症状とは?

どの貧血の症状にも共通して言えるのが「酸素不足」による影響ですが、冒頭でも紹介したような「動悸」「息切れ」「疲れやすい」「頭が痛くなる」「顔色が悪くなる」などが主な症状となります。

しかし、鉄欠乏性貧血になると上記のような症状に併せて以下のような症状が出ます。

  • 爪の変形
    「さじ状爪(スプーンネイル)」とも呼ばれ、爪の中央がへこみ、先が反り返ってスプーン状になる。貧血によって薄くなった爪が、外から加わった圧力に耐え切れずに反り返ってしまう状態です。爪が弱くなっていることから、爪の先端が薄くはがれる「二枚爪」といった症状が出ることもあります。
  • むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
    「下肢静止不能症候群」とも呼ばれ、主に下肢に不快な症状を感じる病気です。夜間、寝る時などに脚がむず痒く感じ、なかなか寝付けないなどといった症状があります。
  • 氷食症
    こちらは非常に稀ではありますが、「氷が食べたくて仕方ない」という症状が出る方もおられます。

「かくれ貧血」にも要注意!

正式名称を「潜在性鉄欠乏」といい、いわゆる貧血予備軍の状態です。難しそうな名前はあるものの病気という訳ではなく、案外軽視されがちではありますが、この状態を長い期間ほうっておくとやがて鉄剤などを服用しないと改善しないような貧血になってしまう可能性が非常に高まります。

普段ヘモグロビンに使用される鉄が一見正常値に見えても、「貯蔵鉄」と呼ばれるいざという時に鉄が不足しないように体内で備蓄している鉄が不足した状態のこと言います。成長期のお子さんや月経のある女性で多く見られるため、普段から意識的に鉄を摂取するのが好ましいでしょう。

【ダイエット】健康的に痩せる方法とポイントとは?

年齢を重ねるにつれて多くの方が一度は思う「ダイエット」という出来ればやりたくないし、やるなら出来るだけ楽な方法でやりたいと思う人生におけるあまり気乗りのしないこの行事ですが、皆さんは既に経験済みでしょうか?

今回は、元パーソナルトレーナーの私が皆さんにダイエットにおける「健康的に痩せる」方法とポイントをご紹介する訳ですが、皆さんにはその前に「なぜ太るのか」について知っておいて頂かないといけません。

どうして太ってしまうのか?

体重を落とす方法を知る前に、どうして太ってしまうのかを知っておく必要があります。とは言っても、体重が増えるメカニズムはいたってシンプルです。1日の総摂取カロリー(食べたり飲んだりしたもの)が総消費カロリー(基礎代謝+運動など)よりも上回っている状態であれば、体重は増加します。逆に、摂取カロリーが消費カロリーを下回っている状態なら、体重は減少に向かいます。

では、なぜ我々は太ってしまうのでしょうか?これには、我々が身を置く環境に原因があると考えて良いでしょう。普段の生活を振り返ると、食事の面では基本的には24時間好きな時間に食事をすることができ、生活の面でも車や電車など、移動が便利な時代となりました。

つまり、自ら食事を気を付け、さらには普段から意欲的に運動に取り組みでもしない限りは、「太って当たり前」な環境に皆さんは身を置いているという訳です。これ以上太らないようにする、肥満を解消するには、現在の環境に依存しないような正しく生活習慣を身に着ける必要があります。

健康的に痩せるコツとは?

今はネットで簡単にダイエットの方法やノウハウが手に入る時代ですが、それでも尚、間違った方法で痩せようとしている人、その結果失敗してしまう人が多いようです。私もパーソナルトレーナー時代、そのようなお客様に沢山お会いしました。

体重にこだわったダイエットをしない!

自身のダイエットの進捗を確認する際に、「体重」は最も信頼のおける指標となるでしょう。決まった時間帯に定期的に体重を測定することは、自身のダイエットが間違っていないかを確認する上ではとても役に立つと言えます。

しかし、信頼がおけるが故に信じすぎるのも危険であることを覚えておいてください。少し例え話をしますが、身長が170cm、体重が80kgのムキムキのAさん、身長が170cm、体重が80kgだが中肉中背のBさんの2人が居ます。両社はどちらも80kgと同じ体重ですが、見た目には大きな差があります。皆さんはこの理由がわかりますか?

問題形式のようになってしまいましたが、何を伝えたいかと言うと、「体重はあくまでも目安に過ぎない」ということです。皆さんがダイエットに取り組む際に、目安として体重の記録を付けるのは非常に大事なことではありますが、あくまでも落としたいのは「脂肪」であって、「体重」ではないことを覚えておいてくださいね。

また、健康的に痩せるためにはダイエットの「スピード」も非常に重要です。ダイエットに対する気持ちが強い人ほど早く体重を落とそうとしがちですが、それでは脂肪と一緒に筋肉まで落としてしまうことになりかねません。期間を長くとり、出来るだけゆっくりと落としていく方が良いでしょう。

健康的に痩せる食事のポイント

日中はしっかり食べ、夜は腹8分目を意識した食事を無理の無い範囲で意識しましょう。朝食を抜いている、もしくは食べられない方の多くが夕食時に食べ過ぎているor飲み過ぎている可能性が高いと言えます。夕食を腹8分目にしておくことで朝食時にお腹が空くようになり、良いスパイラルを作ることが可能です。

また、食事の内容も量を多くするのではなく、品数を多くするように工夫ができると尚良いですね。

おわりに

今回は「健康的に痩せる方法」について、生活面や食事面の両方から意識するポイントをお伝えしました。長くトレーナー活動を続けてきた経験上、習慣を変えるということはそう簡単なことではありません。

しかし、私がサポートしたお客様の多くが健康的にダイエットを成功出来た背景には、当事者である本人の「変わりたいと思う強い信念」があったように思います。どんなに良いダイエットメソッドも、どんなに正しいダイエット方法であっても、本人の気道が前を向いていなければいい方向には進まないでしょう。

この記事をきっかけに、皆さんが少しでも前進出来れば幸いです。

【健康習慣】バランスのとれた食事ってどんな食事?

近年の健康ブーム、ダイエットブームによりあらゆるところで「バランスのとれた食事を意識しましょう」というフレーズを目にするようになりましたが、皆さんは一体どんな食事が「バランスのとれた食事」がお分かりになりますか?

バランスが取れているとなると、ご飯があって、お魚があって、味噌汁があって…もしくは脂っこい料理は避けたり、お酒は控えましょうだとか…人によって様々な意見が出てきそうですね。

そこで今回は、多くの方のダイエットや健康をサポートしてきた元パーソナルトレーナーの私が健康を維持する上で押さえておきたいポイントと共に、バランスのとれた食事についてご紹介したいと思います。

バランスのとれた食事の定義

バランスのとれた食事とは、如何に「栄養素」を過不足なく摂取できているかを指していると考えていいでしょう。ごはんやパンなど穀物類の「主食」をベースに、お肉やお魚、卵、大豆などのたんぱく質がメインの「主菜」、野菜、きのこ、海藻などの「副菜」、そして「汁物」を組み合わせた定食が理想的です。さらに言えば、一日に必要な摂取カロリーを把握した上で、カロリーをとりすぎない工夫をすれば、ほぼ完璧と言えるでしょう。

つまり、我々日本人が古来より親しみのある「和食」が上記のバランスを最も満たしている食事であると言えます。

バランスを揃える際に意識する3つのアルファベット

トレーニングの現場やトレーナーの間では普通に使われますが、一般的にはあまり馴染みのない言葉として「PFCバランス」というものがあります。

これは、主要三大栄養素でもある「たんぱく質(Protein)」「脂質(Fat)」「炭水化物(Carbohydrate)」の英語表記の頭文字を取ったものであり、各栄養素をバランスよく摂取することが、結果的に健康的な食事に繋がるというものです。

  • たんぱく質(Protein)
    お肉やお魚、卵、大豆などのたんぱく質がメインとなる食材のことであり、我々の身体を形成する上で欠かすことの出来ない栄養素です。PFCの中で最も不足しやすい栄養素でもあります。
  • 脂質(Fat)
    不飽和脂肪酸や中鎖脂肪酸といった身体に良い脂質を指し、青魚やオリーブオイル、MCTオイルなどに多く含まれています。摂り過ぎによるカロリー過多に注意が必要です。
  • 糖質(Carb)
    ごはんやパンなど穀物類など、食事の中で主食となる食材のことを指し、一番不足しにくい栄養素、言い方を変えれば最も摂り過ぎてしまう栄養素と言えるでしょう。

PFCバランスを意識した低脂質な食事を心がける

上記で紹介した栄養素は、我々が健康的な生活を送るうえでどれも欠かすことの出来ない大事な栄養素です。しかし、どれか一つに偏り過ぎた食事や、何かを摂取しないような食事はバランスのとれた食事とは言えないでしょう。そこで意識していただきたいのが以下のポイントです。

高たんぱく質な食材を必ず食べる

これまでにも紹介しておりますが、高たんぱく質な食材とはお肉やお魚といった食材です。1日3食食べるのであれば、3食共に必ず「たんぱく質が多く含まれている」と言える食材を選ぶようにして下さい。毎日毎日お肉やお魚を食べるのがしんどいという方は、「プロテイン」などの栄養補助食品を積極的に活用するのも一つでしょう。

脂質は抑え気味で丁度いい

脂質の1gあたりのカロリーはたんぱく質や糖質のカロリーに比べて2倍程あるため、簡単にカロリーが摂れ過ぎてしまいやすいというデメリットがあります。いくら健康に良いとされる不飽和脂肪酸や中鎖脂肪酸であっても、摂り過ぎてしまえば意味が無いのです。全く摂らないというのはいけませんが、PFCの中では抑え気味にするのが丁度良いでしょう。

糖質はバランスを見て調整する

糖質はPFCの中で最もエネルギー効率の良い栄養素であり、普段我々が生活を送る上でガソリンの役割を果たしています。普段から激しい運動や肉体労働をされる方であればそれなりに量を摂取しても問題ないでしょうが、あまり動かない方が左記のような方と同じ量の糖質を摂取するのはナンセンスです。その日その日で活動量は変わってくると思いますのです、日によって調整するのがベストでしょう。

おわりに

今回は意外と知らない「バランスのとれた食事」についてご紹介しました。

トレーナー目線で紹介したこともあり、少しダイエット寄りな所もありますが、健康的な食事を意識する上では知っておいて損はないかと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

体温を0.5度上げて人生を豊かにする豆知識をご紹介!

皆さんが体温を測るのはいつですか?もしくは、自身の平熱を把握されていますか?多くの方が熱っぽい時や風邪を引いた時、または病院の検査前に体温を測る時以外にあまり知ることのない自身の体温ですが、健康の面に限らず美容の面でも、自身の体温を把握するということはとても有効的なことなのです。

平熱は出来るだけ高い方が良いとされていますが、確かにそのとおりです。「低体温」があなたの身体にもたらす影響はデメリットが多く、今あなたが悩んでいる原因ももしかしたら、体温に原因があるかもしれません。

そこで今回は、低体温がもたらすデメリットと、体温を0.5度アップさせるコツを皆さんにご紹介したいと思います。

低体温がもたらすデメリットとは?

体温が低い」と聞くだけで既にあまりいい印象を受けませんが、デメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか?万病のもととも言われる低体温のデメリットについて、下記にまとめてみました。

  • 免疫力が低下しやすくなり、風邪やインフルエンザなどのウイルスや細菌に感染しやすくなる
  • 基礎代謝の低下に繋がるため、以前に比べて太りやすく、痩せにくくなる
  • 花粉症、敏感肌、鼻炎などの様々なアレルギー症状が出やすくなる
  • 皮膚や髪の新陳代謝に影響するため、肌荒れ、くすみ、抜け毛などのリスクが高まる

といったように、これだけのデメリットが「低体温」と言うだけで関わってくるのです。特に近年は新型コロナウイルスの感染予防として、例年以上に免疫力の維持が大事であると言われますので、放ってはおけないのではないでしょうか。

体温というのは人によって様々であり、検温する時間帯やタイミングによってもその数値は変動しますが、36.0℃を下回ると低体温と考えられています。免疫の働きという観点では36.5℃以上が望ましく、女性のように月経や更年期などホルモンバランスの影響により体温が大きく変動する時期においても36.5度前後をキープできるように努める必要があります。

体温を0.5度上げるコツとは?

低体温であることのデメリットについてはご紹介しましたが、恐らく多くの方が36.5度以下でお困りであり、なかなか低体温の状態から抜け出せないのではないでしょうか。多くの方が0.5度体温を上げるために「体温を上げる何か」を求めておられるかと思いますが、実際のところプラスαではそう簡単に体温は上がりません。何かを付け足すのではなく、普段の生活の中から「体温を下げる要因」をマイナスするような、悪い習慣をいい方向にする努力が大切になります。

①身体を冷やさない

どれだけ体温を上げようとしていても、普段の生活で身体を冷やすようなことをしていてはいつまで経っても体温は上がりません。現代人はいつでもどこでも冷たい飲み物や食べ物が手に入る状態にあり、身体の内側から容易に身体を冷やすことが可能となってしまいました。

また、夏場は冷房で身体が冷えやすく、冬場は暖房のおかげで室内では薄着でいることも多く、結果的にお腹や手足を冷やしてしまう原因となります。低体温の人は出来るだけ温かい食事を意識し、室内でもインナーなど身体を冷やさない努力をしましょう。

②忙しくても5分の入浴を

忙しい現代人、余計なことに出来るだけ時間を割きたくないが故にお風呂の時間がないがしろにされがちです。ついついシャワーだけで済ませてしまう方多いようですが、入浴は体温アップに非常に効果的なポイントの一つです。40℃~42℃のお風呂に5分浸かるだけでも、シャワーだけに比べると入浴効果は格段にアップするでしょう。

毎日入浴するのが厳しい方は、1日置きでもいいので是非ともお試しください。

おわりに

今回は健康面にも美容面にも影響がある「体温」についてご紹介しました。

体温は1日の中で起床時が最も低く、夜になるにつれて上昇していきます。平熱を測るのであれば、昼食後2時間程度時間を開けたタイミングで測り、出来るだけ定期的に実施して自身の体温・平熱を把握するようにして下さいね。

【感染予防】インフルエンザの予防に!効果的な口腔ケアの方法とは?

今年は新型コロナウイルスの感染が猛威を振るっているせいか、インフルエンザの発症者数は例年に比べて激減していると言えるでしょう。しかし、気温がグッと下がり空気の乾燥が進むこれから時期は、マスクや消毒だけに頼りっぱなしになるのも危険です。皆さんはインフルエンザの感染予防対策の1つとして、「口腔ケア」が重要視されているのをご存知でしょうか?

口腔内細菌がインフルエンザの手助けをする?

口の中を清潔に保つことは、よもやインフルエンザだけに限らず多くの細菌・ウイルスから皆さんの身体を守ることに直結すると言っても過言ではありません。と言うのも、イルスというのは基本的には自らの力で増殖することはできず、生きた細胞に入り込むことで増殖を可能とします。誰もが少なからず保持しているとされている「歯周病菌」が出すタンパク質分解酵素である「プロテアーゼ」は、ウイルスが細胞に引っ付くのに必要な表面タンパク質を細胞に吸着しやすくするなど、インフルエンザウイルスが我々人間の気道の上皮細胞へ吸着・侵入する手助けをするのです。

つまり、口の中が不衛生だと、口の中の細菌がインフルエンザなどのウイルスを細胞に取り込みやすくし、さらには活性化させてしまうという訳です。

正しい口腔ケアで劇的に発症率を抑える!

インフルエンザの感染予防に口腔内のケアが重要である旨は既にご紹介しましたが、口腔ケアには大きく分けて2つの種類があるのをご存知でしょうか?

セルフケア

これは自宅などで皆さんが普段から行っている普通の歯磨きです。学生の頃やテレビなどで正しい歯磨きの方法を習った、もしくは知っている人もおられるかもしれませんが、大抵の場合が「正しく磨けていない」状態の方が多いようです。

セルフケアを行う場合は、食後に丁寧なブラッシングを行うだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを用いて食べカスをしっかり取り除くようにしましょう。そうすることで、細菌などの繁殖をより効率的に抑えることが可能です。

プロフェッショナルケア

自宅で行うセルフケアに対して、こちらは歯科医院などで行う口腔内ケアを指します。通常のブラッシングだけでなく、歯石の除去など自分ではできない専門的なケアを受けることができ、定期的に行うことで口腔内をより清潔に保つことができるでしょう。

また、ある調査では歯科医院で受ける口腔内ケアは自宅で行うセルフケアと比較して、インフルエンザの発症率を約10分の1にまで減らすことが可能であるという報告も存在します。

セルフケアの際は舌もキレイにしよう!

歯磨きと聞くとただ単に「歯だけを磨く」と想像しがちですが、大事なのは「口腔内のケア」です。日ごろからマメに歯磨きをしている方でも、舌の掃除となると見落としがちな方が多いようです。

是非とも歯磨きの前に、自身の舌を鏡で確認して頂きたいのですが、舌の表面に付いている白っぽい苔のようなものが「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるものです。細菌や口腔内の細胞、さらには食べカスなどが集まってできたものであり、これが口臭の原因にもなっています。この舌苔をキレイに取り除くことも、インフルエンザの感染予防を行う上では非常に大切となります。

こちらの舌苔の除去に関しては毎食後行う必要はなく、1日1回起床後に行うのがオススメです。歯磨きの後に専用の舌ブラシを用いて舌の奥から手前に、粘膜を傷つけないように優しく掃除してください。ブラシがない場合は、タオルを指に巻き付けて拭くだけでも大丈夫です。

おわりに

今回は、インフルエンザの感染予防対策の1つとして、「歯磨き」に関する情報をご紹介しました。インフルエンザワクチンは感染後の重症化を防ぐためのものであり、感染自体を防ぐものではありません。「私はワクチンを受けているから大丈夫」と慢心せず、日々の生活の中でできる感染予防をきっちりと行うことが大切であると言えるでしょう。

朝食は元気の源! しっかりと食べて毎日を元気ハツラツに過ごしましょう!

朝食を食べないと「なんだか頭がぼんやり」なんてことはありませんか?
それは1日を元気に過ごすためのエネルギー源が不足しているからです。
朝食は元気に過ごすための大事な時間です。しっかり食べて毎日を元気ハツラツに過ごしましょう!

メリット1:集中力・記憶力アップ

脳は「ブドウ糖」をエネルギー源として使っていますが、ブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておくことができず、すぐに不足してしまいます。

特に、朝起きたばかりの脳は、エネルギーが欠乏しています。

朝食を食べることで脳のエネルギーが満たされ、脳が活発化して集中力や記憶力を高めてくれます。

メリット2:体の目覚ましスイッチ

「1日の活動に必要なエネルギーを補う」「体温を上げる」など、朝食は1日を元気に過ごすには欠かせません。

メリット3:イライラ解消

朝食をよく噛んで食べると、“幸せホルモン”と呼ばれる「セロトニン」が分泌され、イライラの解消につながります。

メリット4:肥満予防

朝食をしっかりと食べる人の方が、肥満率は低い傾向にあります。ダイエットには適度な朝食が効果的です。

朝食は健康な方であれば約3時間で消化され、徐々にエネルギーが減っていきます。

昼食を12時頃に食べる場合は、その3時間前、つまり朝9時までに朝食を食べると最適なタイミングでエネルギーを補給できます。

朝食を抜くと太りやすい?!

朝食を抜くと、肥満になりやすいことをご存知ですか?

朝食を抜くことで空腹状態が長くなり、その結果、空腹を満たすために昼食を必要以上に食べてしまう傾向があります。

すると血糖値は急上昇し、インスリンが過剰に分泌され、糖を脂肪として溜め込んでしまうことによって体脂肪が増加し、太りやすくなります。
朝食を抜くことだけではなく、朝食の内容も肥満のなりやすさに関係していることが報告されています。
ご飯やパンなどの炭水化物だけでなく、
代謝を促すためのたんぱく質(肉・魚・卵など)も併せて食べることが大切です。
また、食物繊維・ビタミンが豊富な野菜を食べることで腸内環境を整えることができます。

終わりに

朝食を食べることはとても大切な習慣です。朝からしっかりと栄養を補給し、元気な一日を手に入れましょう。
朝時間のない方、お腹が空かず食べられない方も健康のために少量ずつからでも食べるようにしてみてください。

 

疲れたら「甘味」ではなく「甘酸っぱい味」

疲れたら、つい甘いお菓子に手がのびる。
そんな経験はございませんでしょうか。そんな習慣は今すぐきっぱりやめましょう。

疲れたときに甘いものがたべたくなる原因は?

たしかに、疲れた時にチョコレート、クッキー、ケーキといった甘いお菓子を食べると、
疲れが吹き飛ぶように感じます。

身体の疲れを感じると、脳は空腹のシグナルを出し、食事によってエネルギー不足を補おうとします。とくに甘いもの(糖分)が欲しくなりますが、その理由は、糖分は体内で素早くエネルギーに変わるため、一時的に疲れがとれやすいからです。
しかし、その効果も長くは続きません。2~3時間もすれば糖分が消化されてしまい、また疲れを感じるようになります。こうして、疲れを感じるたびに甘いお菓子で疲れを解消しようとして、ムダにカロリーをとってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

 

疲れた時は甘いものではなくクエン酸

疲労は、酸化ストレスによって細胞がダメージを受けた際に生じます。疲労を回復させるには、ダメージを受けた細胞を修復することが大切です。その修復に必要となるエネルギー源として、「ATP」と呼ばれるアデノシン三リン酸があげられます。ATPは体内でも作り出されており、その作り出す働きはATPサイクル、別名「クエン酸回路」と呼ばれています。

クエン酸は、クエン酸回路を活性化させるのに役立つ成分であり、疲労を回復させるには欠かせない成分となっているのです。

疲労の早期回復に役立つ以外にも、クエン酸には血液をサラサラにする働きや、低血圧や動脈硬化を予防する働き、さらにはミネラルの吸収を促進させる働きなどさまざまな健康効果があります。
そんな健康促進に役立つクエン酸は、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や、キウイやイチゴ、梅干しなどに含まれています。これらを積極的に摂取することで、疲労回復に役立てることができます。

クエン酸が多く含まれる食品

食品 クエン酸量(%)
約1.6~4%
温州ミカン 約0.7~1.1%
バレンシアオレンジ 約0.6~1.1%
グレープフルーツ 約0.9%
夏ミカン 約0.9~1.2%
レモン 約6~7%
パインアップル 約0.51%~0.85%

 

終わりに

手軽に補給できるのは、柑橘類の果物や果汁です。甘酸っぱい味が疲れを癒してくれます。
疲れたら甘酸っぱいもの、これが疲労回復の秘訣です。お菓子でもオレンジジュースやグレープフルーツを使ったケーキ、タルトシャーベットがおすすめです。他のスイーツに柑橘系果物4分の1個程度添えてもいいですね。