皆さんが体温を測るのはいつですか?もしくは、自身の平熱を把握されていますか?多くの方が熱っぽい時や風邪を引いた時、または病院の検査前に体温を測る時以外にあまり知ることのない自身の体温ですが、健康の面に限らず美容の面でも、自身の体温を把握するということはとても有効的なことなのです。
平熱は出来るだけ高い方が良いとされていますが、確かにそのとおりです。「低体温」があなたの身体にもたらす影響はデメリットが多く、今あなたが悩んでいる原因ももしかしたら、体温に原因があるかもしれません。
そこで今回は、低体温がもたらすデメリットと、体温を0.5度アップさせるコツを皆さんにご紹介したいと思います。
低体温がもたらすデメリットとは?
「体温が低い」と聞くだけで既にあまりいい印象を受けませんが、デメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか?万病のもととも言われる低体温のデメリットについて、下記にまとめてみました。
- 免疫力が低下しやすくなり、風邪やインフルエンザなどのウイルスや細菌に感染しやすくなる
- 基礎代謝の低下に繋がるため、以前に比べて太りやすく、痩せにくくなる
- 花粉症、敏感肌、鼻炎などの様々なアレルギー症状が出やすくなる
- 皮膚や髪の新陳代謝に影響するため、肌荒れ、くすみ、抜け毛などのリスクが高まる
といったように、これだけのデメリットが「低体温」と言うだけで関わってくるのです。特に近年は新型コロナウイルスの感染予防として、例年以上に免疫力の維持が大事であると言われますので、放ってはおけないのではないでしょうか。
体温というのは人によって様々であり、検温する時間帯やタイミングによってもその数値は変動しますが、36.0℃を下回ると低体温と考えられています。免疫の働きという観点では36.5℃以上が望ましく、女性のように月経や更年期などホルモンバランスの影響により体温が大きく変動する時期においても36.5度前後をキープできるように努める必要があります。
体温を0.5度上げるコツとは?
低体温であることのデメリットについてはご紹介しましたが、恐らく多くの方が36.5度以下でお困りであり、なかなか低体温の状態から抜け出せないのではないでしょうか。多くの方が0.5度体温を上げるために「体温を上げる何か」を求めておられるかと思いますが、実際のところプラスαではそう簡単に体温は上がりません。何かを付け足すのではなく、普段の生活の中から「体温を下げる要因」をマイナスするような、悪い習慣をいい方向にする努力が大切になります。
①身体を冷やさない
どれだけ体温を上げようとしていても、普段の生活で身体を冷やすようなことをしていてはいつまで経っても体温は上がりません。現代人はいつでもどこでも冷たい飲み物や食べ物が手に入る状態にあり、身体の内側から容易に身体を冷やすことが可能となってしまいました。
また、夏場は冷房で身体が冷えやすく、冬場は暖房のおかげで室内では薄着でいることも多く、結果的にお腹や手足を冷やしてしまう原因となります。低体温の人は出来るだけ温かい食事を意識し、室内でもインナーなど身体を冷やさない努力をしましょう。
②忙しくても5分の入浴を
忙しい現代人、余計なことに出来るだけ時間を割きたくないが故にお風呂の時間がないがしろにされがちです。ついついシャワーだけで済ませてしまう方多いようですが、入浴は体温アップに非常に効果的なポイントの一つです。40℃~42℃のお風呂に5分浸かるだけでも、シャワーだけに比べると入浴効果は格段にアップするでしょう。
毎日入浴するのが厳しい方は、1日置きでもいいので是非ともお試しください。
おわりに
今回は健康面にも美容面にも影響がある「体温」についてご紹介しました。
体温は1日の中で起床時が最も低く、夜になるにつれて上昇していきます。平熱を測るのであれば、昼食後2時間程度時間を開けたタイミングで測り、出来るだけ定期的に実施して自身の体温・平熱を把握するようにして下さいね。