「目に良い食材は?」と聞かれると、つい何となく「ブルーベリー」と答えてしまう方が多いようですが、皆さんはブルーベリーの持つ素晴らしい健康効果をきちんと知っておられますか?

あんな小さな果実には、毎日食べたくなるような嬉しい栄養素が沢山詰まっているのです。

今回はそんなブルーベリーの持つ栄養素や健康効果について、詳しくご紹介させて頂きたいと思います。

ブルーベリーの基本情報

ブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属(Vaccinium)の小果樹で、その果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリー(Blueberry)と呼ばれています。原産国はアメリカで、100種類以上あるといわれており、現在では世界各国で広く栽培、食用として親しまれる馴染みの深い食材です。

生の果実で果皮ごとおいしく食べることができ、まるごと食べることにより、果皮と実の間に含まれている栄養素も無駄なく食べることができます。

また、ブルーベリーには生食以外にもジャムやドライフルーツ、ソースや抽出エキスなど、様々な様態に加工できるというメリットもあります。もちろん栄養素を過不足なく摂取するという意味では、生の状態でそのまま食べることが1番ですが、調理の用途や好みによって食べ方を変えられるのは嬉しいですね。

ブルーベリーの持つ栄養素と健康効果とは?

ブルーベリーの小さな果実には様々な栄養素が凝縮されていますが、その中には同じフルーツの中でもトップクラスの栄養素も少なくありません。

ビタミンC

ビタミンCは肌を正常に保つ働きがあるコラーゲンの生成に欠かすことの出来ない栄養素です。ブルーベリーに含まれるビタミンCの量は決して多くはないものの、ビタミンCは熱に弱いという性質を持っているため、生食が可能なブルーベリーとの相性は非常に良いでしょう。

ビタミンE

ブルーベリーに含まれるアントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用が認められています。その中でも非常に強い抗酸化作用を持ったビタミンEが豊富に含まれており、アンチエイジングに高い期待が持てるでしょう。ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれる程老化防止の作用が強い栄養素です。

食物繊維

食物繊維には整腸作用があり、便秘の予防・改善だけでなく身体の様々な不調の解消に役立つ栄養素です。ブルーベリーの果実の中には無数の小さな種子が含まれており、果実を食べることでそれらの食物繊維を無駄なく摂取することができます。

また、ブルーベリーには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類の食物繊維が含まれており、その含有量は100g換算で見ればバナナの2倍~2,5倍の量です。これらの食物繊維を同時に摂取することで小腸での糖の吸収を抑え、コレステロールのコントロールが可能となります。

亜鉛とマンガン

通常、果物や野菜には多くのビタミン・ミネラルが含まれていますが、他のベリー類と比較しても亜鉛とマンガンの含有量はブルーベリーがトップクラスです。

どちらも生きていく上では欠かすことの出来ないミネラルであり、亜鉛は細胞の再生成を促す働きを持ち、マンガンは他のミネラル類をサポートする形で骨の形成や活性酸素の除去に役立ちます。

カリウム

カリウムは主に浮腫み対策と知られる栄養素です。体内のナトリウムの量を調節する働きがあり、ナトリウム(塩分)の量が多ければ水分と一緒に体外に排出する働きを持ちます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?今回は何となく知っているけれど、そこまで詳しく知られていないブルーベリーの栄養素や健康効果について詳しくご紹介しました。

特に抗酸化作用の強いフルーツなので、一度に大量に食べるよりも、毎日少量を食べる方が効果を最大限に体感できるでしょう。

是非ともお近くのスーパーで見つけたらチャレンジしてみましょう!