キヌアやチアシードに代表されるスーパーフード、ご存知の方も多いと思います。海外のセレブや有名アスリートが好んで食べているいことがメディアに取り上げられたことで、その認知度は急速に高まりをみせました。

しかし、意外としれれていないのが「スーパーフルーツ」と呼ばれる栄養満点の果物たちです。日本にもリンゴや柿といった世界に胸を張れるような医者要らずの果物が存在しますが、今回は敢えて皆さんがあまり詳しくなさそうな、でも名前は聞いたことがあるかもしれないフルーツについてご紹介させて頂きたいと思います。

筆者が選ぶスーパーフルーツ3選!

そもそもスーパーフルーツにこれといった明確な定義はありませんが、スーパーフードに習い含まれている栄養素の量や効果・効能を基に独断と偏見で選ばせて頂きました。

①カムカム

カムカムとは、フトモモ科キブドウ属に属する常緑低木植物であり、さくらんぼのような直径2~3cmの赤い果実と大きな葉が特徴です。果実の表面は熟すにつれて緑色から赤色に変化し、果肉はピンク色をしています。現在知られている植物の中で最も多くのビタミンCを含んでいる植物です。カムカムの果実100g中に2800mgものビタミンCが含まれており、そのビタミンCの量はレモンの約56倍、アセロラの約1.7倍にも匹敵します。これだけ豊富に含まれているビタミンCには、強い抗酸化作用があります。

風邪を引きやすい方や疲れが気になる方、シミやそばかすが気になる方やお肌のトラブルが気になる方など、健康・美容の両面で効果が期待できるフルーツです。

②アサイー

アサイーは、ワカバキャベツヤシといわれるヤシ科エウテルペ属の植物で、ポリフェノール・カルシウム・食物繊維・鉄が豊富に含まれている「ブラジルの奇跡」ともいわれるフルーツです。アンチエイジングに効果がある有名な栄養素として、活性酸素を抑えるポリフェノールがありますが、アサイーには
赤ワインの約30倍ものポリフェノールが含まれています

貧血でお悩みの方や目の疲れが気になる方、いつまでも若々しくありたいと美容に気を遣われている方など、健康・美容の両面で効果が期待できるフルーツです。

③ゴジベリー(クコの実)

クコの実とは、中国や日本で分布するナス科の落葉低木です。中国が原産国ですが、日本でも作られていて、海岸や川原、空き地などでは自生している姿を見られることもあります。世界三大美女のひとり、楊貴妃が毎日食べていたといういわれのある美容フード、クコの実は、中国では滋養強壮に良いとされ「不老長寿の薬」とまで呼ばれており、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCや、ポリフェノールなど、非常に豊富な栄養が含まれています。また、植物では珍しく、グルタミン酸、アスパラギン酸などの体内で合成することのできない必須アミノ酸が含まれています

肝硬変や高血圧などの生活習慣病を予防したい方、お肌のトラブルを解消したい方など、健康・美容の両面で効果が期待できるフルーツです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回は穀物類に多いスーパーフードに対抗した「スーパーフルーツ」についてご紹介しました。穀物に比べて調理が簡単な点や、デザートとして取り入れやすい点など、スーパーフードに比べて扱いやすい部分も多々あるかと思います。

スーパーなどで簡単に手に入るものもありますので、この機会に是非ともチャレンジされてみてはいかがでしょうか。