健康寿命って?

我々の寿命は年々伸びており、現在では『人生100年時代』という言葉が出てくるほどです。

しかしその一方で、100歳まで生きても結局はベットで寝たきりの生活、介護施設に入居するか、そうでなくとも家族の献身的な介護は不可欠…というの現状です。上記のような介護の手を借りずとも自身で自立した生活が送れる期間を「健康寿命」と言います。

この健康寿命ですが、平均寿命よりも男性なら約9年、女性は約12年短いということが分かっています。言い換えれば、介護や家族の支援・手助けが必要な期間、要するに日常生活に支障をきたすレベルの制限がかかる期間が9~12年は確実に存在するということです。

この先の人生、仮に60歳なら100年時代を生きるならあと40年もあります。決して「短い余生」だなんて捉えず、いつまでも元気に過ごすためには健康寿命を延ばすことが必要になってきますね。

平均寿命って?

意外と誤解されがちな「平均寿命」ですが、皆さんは詳しく説明出来ますでしょうか?平均寿命とは、「各年における0歳児の平均余命」を指します。

例をあげますと、2020年の女性の平均寿命が90歳だと仮定すると、「2020年に生まれた女性は災害や情勢の大きな変化がない限りは平均的に見て90歳まで生きられる」ということになります。「2020年時点で亡くなった女性の平均年齢」ではありません。

平均寿命の推移

近代化に伴って「平均寿命」は着実に伸び続けてきました。

しかし、明治時代以前では男女ともに平均寿命が50歳を超すことはありませんでした。平均寿命が男女とも50歳を過ぎたのは1947年以降、これは戦後初のことでした。戦後は社会情勢・健康・食料事情の安定化も進み、さらには「戦死」が無くなったことが平均寿命の推移に大きく影響しました。その後はイレギュラーもありながら、緩やかに、しかし確実に推移し続け、現在に至ります。

健康寿命を延ばすために出来ること

規則正しい生活、1日3食きっちり食べる…みたいなことは今回は書きません。もう少し簡潔に、分かりやすくご紹介しますのでご安心下さい。

さて、いつまでも長く健康で元気に過ごすにはどうしたらいのか?

答えは、

  • しっかり食べる
  • しっかり動く

この2点が大事になってくると思います。

①しっかり食べる

なにも暴飲暴食を推奨している訳ではありません。歳を重ねると昔に比べて食事の量が減る傾向にあり、結果比較的摂取のしやすいアルコールの量が増えることもしばしば。

これでは、元気に過ごす為の身体が作れません。しかし食欲がある訳ではない。そんな方こそ、「プロテイン」などの健康補助食品を活用されてはいかがでしょうか?1食あたりののカロリーは低く、それでいてたんぱく質がしっかり摂れるのでおすすめです。

国内で販売されている多くの商品が1食あたり約20gのたんぱく質が摂れますが、これは牛肉ステーキ100g分に相当する量です。

②しっかり動く

食べるだけではいけません。それではただただ太ってしまうだけですよね。

しかし、たいていの方がここで挫けてしまうんです。「運動は嫌い」この言葉をこれまで幾度となく聞いてきました。

しかし!皆さんには運動を勧めることはありません。「散歩」…これだけお願いします。タイミングはいつでも大丈夫です。朝起きてから、お昼休み、夕食を済ませてから、など無理のない範囲で行うようにしましょう。

おわりに

今回は健康寿命と平均寿命の違い、そして健康寿命をいかに伸ばしていくかについてご紹介しました。誰しも老いたくはないものですが、自然の摂理には敵いません。

であれば、今のうちから出来ることを準備しておくのが良いのではないでしょうか?

明日やろうで先延ばしにせず、今やろうで早速トライです!