【体重が増えた】の間違った考え方・捉え方。あなたは正しく理解していますか?
『今日は焼き肉を食べたが、さっき体重を量ったら2kg増えていた!筋肉がついた!』
『サウナに頑張って30分入ったから1kg瘦せました!ダイエット成功!』
スポーツをしている方、筋トレをしている方、はたまた何もされていない方からこのような事をよく耳にします。
言葉の意味としてはもちろん間違いではないのですが、『筋肉がついた』とか『ダイエット』という言葉が絡んでくると少し問題があります。
今回は知っているようで知らない、もしくは勘違いしているかもしれない内容をご紹介します。
〇体重は『身体の重さ』である
冒頭でもありましたが、
- 何かを食べたり飲んだりした後に体重を量れば、飲み食いした分の重さがプラスされる
- サウナに入ったりスポーツをして大量に汗をかけば、その汗の分だけ体重が減る
のは分かりますよね。
では反対に、
- ご飯を食べて体重は増えたが、翌日量ると元に戻っていた
- サウナに入ってせっかく痩せたのに、翌日には元通りになっていた
みたいな経験はないでしょうか?
これらの原因は物凄く単純なことで、
- 食べたものが汗や便として排出された
- サウナを出た後にその分の水分を摂取した
これだけなんです。たったこれだけで人間の身体の重さは簡単に変わってしまいます。
〇注目すべきは筋肉と脂肪の重さ
ボディメイクのプロであるボディビルダーやトレーナーは皆往々にして、
『体重は目安程度であてにならない』と口をそろえて言うことがあります。
この言葉の真意はズバリ、『筋肉(ダイエット)は1日にしてならず』です。
筋肉はそんな簡単につかないし、脂肪はそんな簡単に燃焼しない…ということですね。
1日ドカ食いをしても筋肉が一気につく事は無く、大半は吸収しきれずに脂肪として蓄えられるか便として体外に出ていきます。
また、サウナに頑張って1時間入っても消費するカロリーは100kcal程度です。
1kgの脂肪を燃焼させるには約7000kcal必要と言われています。
70時間(2日と22時間)も入ってやっと1kgの脂肪が燃焼する計算です。得策ではないですよね。
※基礎代謝(何もしないで1時間座っている状態で消費するカロリー)は約80kcal、サウナでの消費量はたったの20kcal
〇無駄なことなど何もない!
ですが、長期的な目で見れば食事をしっかり摂ることもサウナで汗を流すことも、直接的ではありませんがどちらも確実に効果があると私は思います。
継続的に食事をしっかり摂れば筋肉の成長に必要なカロリー(栄養)を安定的に供給できますし、
サウナに入ることで汗をかけば、新陳代謝の活性化を促し老廃物や浮腫みを改善します。結果としてダイエットにはプラスの要因となるでしょう。
ですが少し見方を変えてみて、効率のいい方法や長く続けやすい方法などを模索するのも良いかもしれませんね。
以上、意外と知らない【体重】の間違いでした。