とある日に、市営のトレーニングジム内でこんな会話が聞こえてきました。

  • 「プロテインを飲んでるけど一向に筋肉つかへん」
  • 「プロテインなんか飲んでも意味ないで」
  • 「プロテイン飲むのやめよかな」

こう思ったことがある方は結構おられるのではないでしょうか?

私も学生時代にこのように思ったことがあります。

高い金払ってんなに全然筋肉つかへんやん・・・
ほんまもったいないわ。

ほんで、めっちゃ不味いし・・・
私の学生時代は良薬口に苦しって感じで今ほどプロテインは美味しくありませんでした。

果たして本当にプロテインを飲み続けても筋肉はつかないのでしょうか。
それ以前にプロテインは筋肉の為だけに飲むものなのでしょうか。

筋肉をつけるためのキーワード

  • 筋肉量を増やすにはまずはトレーニングを意識する。
  • 自分にとって必要なたんぱく質量を摂取するように意識する。
  • プロテインは筋肉の栄養だけではない。

プロテインを飲んでも筋肉がつかない・・
それはプロテインが悪いのでしょうか?
プロテインを疑う前にまずは自分の私生活やトレーニングを振り返ってみてください。

しっかりとトレーニングで筋肉を追い込んでいますか?
重さは?セット数は?

週に3回~4回、10回まで上げれる程度の重さ、3セット以上
をされているというのなら、まずトレーニングに問題はないでしょう。

しかし、負荷もかけず、軽くで3セットのトレーニングでは筋肉を増やすだけの刺激は与えることはできません。

だからといってやっている意味がないと言っていることではありません。

トレーニングは筋肉を増やすためだけが目的ではありません。

ですが、筋肉を増やしたいのではあればそれ相応の負荷が必要になるということです。

その次に、自分にとって必要なたんぱく質量を摂れているのか意識してみてください。

たんぱく質の1日の必要量は

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると成人だと1kgあたり1gが

健康的な生活を送る上で最低限必要な量とされています。

しかしながら、これはあくまでも特に運動していない一般人の話です。

筋肉をつけたい、かっこいいカラダになりたい、競技パフォーマンスを上げたいという人間特有の欲求を達成したい場合では

1gだと足りません。

日頃からトレーニングをし、筋肉をつけたい、かっこいい体を作りたいという人は食事はもちろん、プロテインを上手に活用して

たんぱく質をしっかりと摂るようにしてください。

目安として、男女とも、体重1kgあたり2g程度摂取するのが良いと言われています。

これは体重の70kgの方だと140g必要になるということです。140gのたんぱく質は卵で計算すると20個以上たべないといけません。

現実的ではないですよね。どうですか?

あなたはこのくらい食べていますか?

ストレスの多い日もですよ。振り返ってみてください。

国内メーカーのプロテインはだいたい1杯15g~20gのたんぱく質が摂れます。

私が知る、プロテインを飲んでも筋肉がつかないと言っている人ほど、

たんぱく質の摂取量が低いなと感じます。

多くの人が1つの栄養素を全く摂っていないということはないです。

少なからずある程度の栄養は摂っています。

でも、あなたにとっての必要量は足りているか、と言われると足りていない栄養素があるのが大半です。

たんぱく質もその一つです。ですから運動後にプロテインを飲んでもいまいち効果が無いということになるのです。

そしてプロテインは筋肉をつけるためだけに飲むものでもなく、筋肉増強剤でもありません。

たんぱく質は筋肉の材料として必要な栄養素ですが、皮膚、骨、髪、内臓の材料でもあります。

そうなんです。たんぱく質は体全体に必要な材料なのです。

だからプロテインを飲んでいて筋肉が増えなくても、飲むことは継続してください。

それはあなたの為になっているはずだからです。

トレーニングをしていてプロテインも飲んでいるのに筋肉が増えない場合、

  • 筋肉に刺激を与えるトレーニングができているのか?
  • 自分にとって必要な量のたんぱく質が摂れているか?

を意識してみてください。

そしてプロテインは筋肉だけではなく体全体の材料であるということを知っておいてください。