「スーパーフード」と聞くと、名前は聞いたことはあるけれど、実際に食べたことはないであったり、何に良いのかが分からないから普段の食事に取り入れにくいという声を多く聞きます。
そもそもスーパーフードとは、栄養バランスが整っており、他の食材や食品と比較して、その栄養価が非常に高いもののことを言います。
また、ある特定の栄養成分が飛びぬけて多く含まれているものも、スーパーフードと定義されることが多いため、見方によっては様々な食材・食品が、スーパーフードになりうると言えるでしょう。
余談ではありますが、日本で古くから愛されてきた味噌や甘酒(麹由来)は世界からは「ジャパニーズ・スーパーフード」としてその栄養価を高く評価されています。
現在、スーパーフードと呼ばれる食材・食品は数多く存在しており、一度に全てをご紹介するのは難しいため、今回は比較的スーパーなどでも手に入れやすいものを3つ、厳選してご紹介させて頂きます。
ココナッツ
ココナッツは「捨てるところがない」と言われる程、食べること以外にもあらゆる用途がある万能な植物です。
我々の身近な商品で言えば、ココナッツミルクやココナッツオイル、ココナッツウォーターやナタデココなど、数多くの種類が存在しています。
ココナッツに含まれる「中鎖脂肪酸」はエネルギーになりやすいという特徴があり、糖質を控えることで脂肪が分解されてケトン体という物質の生成が促されます。ケトン体が生成されると脂肪の燃焼が優先的に行われ、体脂肪の減少がより活発になるなど嬉しいメリットがありますが、あくまでも糖質を控えることが絶対条件になりますので、その点についてはご注意ください。
ケール
大麦若葉と並んで青汁の原料になっていることが多いため、どうしても苦いといいうイメージを持たれている方も多いかと思いますが、実はサラダや炒め物として食べる分には苦味を感じることはありません。
ケール特有の苦み成分はすり潰されてペースト状になることで発生するため、皆さんがイメージしているよりもよっぽど食べやすい食材です。
ケールにはβ-カロテン・葉酸・ビタミンC・カリウムなどの栄養成分が多く含まれており、抗酸化作用が非常に強いのが特徴です。
キヌア
スーパーフードの中では比較的市場にも出回っており、外食時に一度は口にしたことがある方もおられるのではないでしょうか?
しかしこのキヌア、是非ともご自宅でも定期的に取り入れたい食材の一つです。
キヌアがもつ1番の特徴は何と言っても「たんぱく質」の含有量の多さです。なんとキヌアだけで必須アミノ酸(食物から摂取する必要があるアミノ酸のこと)が全て補えてしまうのです。食物繊維や葉酸も豊富に含まれており、毎日食べるご飯に混ぜて炊いたり、サラダやスープに入れて食べることをお勧めします。
おわりに
今回は数多くあるスーパーフードの中から比較的スーパーなどでも手に入れやすい食材3つに絞ってご紹介させて頂きました。
どの食材もそれぞれ特有の効果・効能をもっており、是非とも日々の食事に取り入れて頂きたいところではありますが、それだけに特化して摂り続ければ良いというものでもありません。
根底には1日3食きっちり食べるであったり、バランスの取れた食事を心がけるなどの基本がとても重要になります。