ありとあらゆるサプリメントが簡単に手に入るこの時代。私たちが得られる情報がすべて正しいとは限りません。今回はサプリメントを摂取するときの注意点について解説します。

サプリメントの分類、選び方と飲み方

サプリメントは、ブドウ糖などを用いたエネルギー、プロテインなどのたんぱく質、代謝に関与するビタミンB群、抗酸化ビタミン、鉄やカルシウムなどのミネラル、その他に特定の生理的作用期待した物質などに分類できます。

上限を守って下限は自分で調整する

それらのサプリメントをどのように飲めばいいのか。サプリメントは薬ではないので、例えば「一回4錠、一日1~3回お飲みください」と薬のように一日何回と指定されるわけではなく、飲む人が飲む量を自分で選択するような書き方が記載されている。ここでのポイントは上限を守る必要がありますが、下限は飲む人が自由に決められるということです。簡単に説明すると朝食や昼食が時間が無く、あまり食べられなかったというときはプロテインやビタミンのサプリメントを用いて栄養を補うということであります。

小分けできるものが便利

長時間、大量に体で貯蓄しておける栄養素は脂質だけです。サプリメントは一日分を一回で飲むよりも小分けして一日2、3回に分けて摂取したほうが効率がいいでしょう。そのためサプリメントを選ぶときは一日分がまとめて入ったものより、何回かに分けて飲めるものがおすすめです。また、食事の内容によって摂取量をコントロールできる錠剤あるいは粉末状のものの方が良いです。食事を考慮すると、サプリメントでの摂取必要な栄養素と必要でない栄養素が出てきます。これに対応するためには、総合栄養剤なものではなく、一つ一つの栄養素のサプリメントの方が便利です。

サプリメントを飲むときの注意点

サプリメントを摂取するときの注意点は3つあります。

  • 知識不足からの過剰摂取しない
  • 体内での栄養バランスを崩さない
  • 不必要なビタミンの過剰摂取しない

①知識不足からくる過剰摂取を防ぐ

サプリメントは医師の処方がなくても購入できるので、摂取よって事故が起こっても自己責任です。例えば同時に飲んで違う名前のサプリメントに同一の栄養素が含まれている場合は過剰摂取となってしまいます。

②体内での栄養バランスを崩さない

体内では正常な状態を維持するために、様々な栄養素がバランスを保ちながら働いています。

特にミネラルビタミンB群は1つの栄養素の吸収が多くなると、ほかとのバランスが悪くなります。そうすると割合が低くなった栄養素が欠乏状態になることがあります。

③不必要な栄養を過剰に摂取しない

ビタミンB群のような水溶性ビタミンは過剰摂取の場合は尿中に排泄されます。こういう場合は不必要と体で判断され排泄することができますが、排泄できない栄養素もあり、体内に蓄積されて過剰症を引き起こす場合があります。

終わりに

サプリメントの摂取は手軽でとても便利ですが、自分の必要な量を考えて摂取しなければ逆効果です。正しい量を守りながら健康的な身体を手に入れましょう!