日本のみならず、世界各国で親しまれ、長く食べられてきたハンバーガー、皆さんは普段どれくらいの頻度でお食べになられているのでしょうか?

私がパーソナルトレーナー時代、当時のお客様と話す中で、「ハンバーガーは高カロリー」「ファストフードは身体に悪いもの」という意識があるものの、ダイエット中に背徳感はあるが、美味しいからつい食べてしまうというような意見が多くありました。

しかし、果たしてそれらの認識は本当に正しいのでしょうか?日本だけでも複数のハンバーガーは専門店が存在していますが、ダイエット中はどこのお店でもハンバーガーを楽しむことは出来ないのか?

今回は、元パーソナルトレーナーの私がトレーナー目線でハンバーガーの栄養成分やカロリーを分析し、真実を皆様にお届けしようと思います。

ハンバーガーのカロリーと栄養成分

今回は、無数にあるハンバーガーの中でも定番中の定番、M社の最も標準的なハンバーガーを参考に考えていきます。それではいきましょう!

  • カロリー:256kcal
  • たんぱく質:12.8g
  • 脂質:9.4g
  • 炭水化物:30.3g

こちらがハンバーガーのカロリーと三大栄養素の数値になります。この数字を見て「あれ?」と思った方は相当勘の鋭い方ですが、トレーナー目線でこの数値を見た時の率直な感想は、「高たんぱくで全然カロリー低い!」です。詳しく見ていきましょう。

ハンバーガーのカロリーを比較!

先ずはカロリーについて、ハンバーガーの256kcalという数字を、他の食材や料理と比較してみましょう。

  • ご飯(茶碗に並盛り):269kcal
  • ラーメン:700kcal~1,000kcal
  • ポテトチップス:250kcal~400kcal

いかがでしょうか?毎日食べるようなご飯、高カロリーの代名詞でもあるラーメンやスナック菓子を例に挙げましたが、ハンバーガー単体と比較してみると、健康そうなご飯でもほぼ同じカロリー、ラーメンやポテトチップスに関してはハンバーガーはるかに上回るカロリー量となっています。

比較する食材や料理によっては一概にそうとは言えませんが、この結果を見る限りはハンバーガーは決して高カロリー過ぎるものではないように思えますよね。

意外と高たんぱく?なハンバーガー

先ほど紹介したハンバーガーの栄養素を見ると、たんぱく質の量は12.8gとありました。これは運動をする人やダイエットをする人が良く飲んでいるプロテインと比較するのが分かりやすいでしょう。国内で製造・販売されているプロテインの多くが、たんぱく質15g~20g前後のものが多くなっています。

つまり、ハンバーガーの12.8gのたんぱく質量はプロテインにこそ追いつかないものの、かなりの量であることが分かります。これだけ高たんぱくな理由はハンバーガーのパテ(お肉の部分)でして、動物性のたんぱくな質が豊富に含まれているのが要因です。

まとめ

以上のことから、ハンバーガーの単体で見た時のカロリーや栄養成分は非常に優秀であることが分かりました。たんぱく質以外の脂質や炭水化物についても、過度に多く含まれている訳ではなく、仮にダイエット中であったとしても許容の範囲内です。

しかし、ハンバーガーを食べる際に皆さんが一緒に食べるものは何ですか?サイドメニューにポテト、ドリンクにはコーラなど、その他にも高カロリーなものがセットで付いてくることは少なくありませんし、実際のところ友人とハンバーガーを食べに行って自分だけハンバーガー単品は寂しいですよね。

そんな時は、ハンバーガーにポテトではなくナゲットのような出来るだけたんぱく質の多い商品をプラスして、ドリンクも出来るだけカロリーの含まれていないものをチョイスされるといいですよ♪