最近、寝つきが悪いな、ボーっとする、そんな悩みを抱えていませんか?
なかなか良くならない身体の症状や不調は、もしかすると体の中から起きているかもしれません。
日常生活で意識している人は少ないかと思いますが、
「私たちの身体は、食べたものからできています。」
食べすぎ、過度な食事制限が原因で不調が起きていることが多いと考えられます。

栄養は身体を作るだけでなく、心も整えると言われています。
栄養のもつ力をたくさん知り、健康な日常生活が送れるように活用していただきたいです。

食事を制限することが考えず、「自分に+になる栄養を摂る」
「おいしく楽しく食べて健康に」それが本来の食事だと私は考えます。

栄養が不足してしまうとどうなるの?

例えば、貧血の人は「鉄分を含む食事をしなさい」という指導を受けます。これは鉄が血液を作り、体中に細胞を酸素を運ぶ」という働きの上で、非常に重要な栄養素であるためです。

また、脳は「ブドウ糖」をエネルギー源としています。その他にもタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素は欠かせません。
これらの栄養素が不足すると、脳内の神経伝達物質をうまく作り出すことができなくなり、
疲れや集中力の低下などが起きてしまうのです。

それでは、栄養素ごとに脳内の神経伝達物質との関係を見てみましょう。

・タンパク質
タンパク質が不足すると集中力が低下の原因になる。

脳の活動に必要な神経伝達物質。
タンパク質が不足すると、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質がつくり出せなくなり、集中力の維持ができなくなります。

・ビタミンB群
ビタミンB群が不足すると不眠や集中力低下の原因になる。

脳内で重要な役割を果たしているビタミンB群。
特に、ビタミンB6、葉酸、ナイアシンなどは、セロトニンやドーパミン、ギャバをつくり出すために必要不可欠な栄養素です。
不足すると、セロトニンやドーパミンが減少して不眠に悩まされたり、集中力の低下が現れるようになります。

・ミネラル(鉄)
ミネラルが不足すると疲労感や立ちくらみの原因になる。

セロトニンやドーパミンを作る上で欠かせない栄養素です。
鉄は全身に血液を運ぶ役割を担っているため、不足すると脳内の酸素も不足し、疲労を感じやすくなったり、立ちくらみなどの症状が現れたりします。

・脂質(コレステロール)
脂質が不足するとイライラやストレスの原因になる。

脂質の中でも特にコレステロールは、ストレスに対抗するために分泌されるステロイドホルモンの材料です。不足すると、脳の機能が低下したり、ストレスと原因となりイライラしたりします。

終わりに

様々な不調には栄養素が大きく影響しています。
日々の食事を見直して、全身の倦怠感を吹き飛ばし、健康的な日常生活を手に入れましょう!