健康になるには栄養・運動・休養の「健康の3要素」

健康でいたい、だれもが願っていることだと思います。さて、どうすれば健康な体を手に入れられるのでしょうか。
健康づくりのためには、栄養・運動・休養が大切であって、専門的にはこれを「健康の3要素」と呼ばます。
運動は体を動かすこと、休養は睡眠、栄養はバランスよい食事と言うことになります。
日々の暮らしの積み重ねが健康に大きく関わっています。

栄養の原則

何か健康になる魔法のような食べものがあればうれしいですが、そのような都合のよいものはありません。

よくネットや店頭で太らない0㎉や、ビタミン何個分、血糖値の上昇を抑える・・・とか、必ず成功する栄養法といったキャッチフレ-ズを多く見受けますが、これらは過剰な表現になっているものも多く、そのまま信用することは危険な場合もあります。

栄養摂取状態を判断する最小の単位は1日です。日本では3食の食事が良いと言われていますが、これはあくまで目安なので一日の食事ができるタイミングで主食・主菜・副菜を組み合わせて、正しい量の栄養を摂ることが大切です。さらに毎日バランスよくたくさんの食品を組み合わせて食べることが必要です。

日本人の栄養状態

2017年(平成29年)の国民健康・栄養調査の結果によると、肥満者(BMI25以上)の割合は、男性で30.7%、女性で21.9%となっています。一方、やせの者(BMI18.5未満)の割合は、男性4.0%、女性10.3%となっており、女性の20歳代で21.7%となっています。低栄養傾向の65歳以上の割合は16.4%です。10年前と比較すると穀類、野菜、魚介類の摂取量が減少し、肉類が増加する傾向にあります。

一般的な栄養上の注意

  1. 1日に自分のタイミングでバランスの良い栄養を取り入れる。
  2. 適度な運動で、エネルギーを摂取できる幅を作っておく。
  3. 植物由来の油を摂り入れるようにする。
  4. 食塩の摂りすぎに注意をする