朝食の一品、食後のデザート、小腹が空いた時のおやつ、様々なシーンで我々日本人の食卓に並ぶ機会の多い食材として、「ヨーグルト」が挙げられるのではないかと思いますが、皆さんは普段から口にされますでしょうか?

健康に関する調査を行えば、「健康に気を遣って食べるようにしている食材」「風邪などの療養食」として、必ず上位にランクインするヨーグルトですが、今年の新型コロナウイルスの拡大によって、その人気は更に高まりを見せています。

長い間、ヨーグルトのメインターゲットは、家族用にヨーグルトを買う主婦層でした。そのため、スーパーには比較的大容量なものや3パック入りの商品が多く並んでいました。

しかし、近年は消費者のライフスタイルや消費ニーズの変化に合わせて、同じヨーグルトでも思考を凝らしたものが多く登場しています。

今回は、様々なシーンで人気なヨーグルトの進化、カテゴリ別にその魅力について、ご紹介させて頂きたいと思います。

高たんぱく低脂質、ヨーグルトの革命児

冒頭でもあったように、これまでのヨーグルトの位置づけは「健康」という分野に依存している傾向が大きかったと言えるでしょう。家族の健康を思う主婦の方々をメインターゲットとしているぐらいですから、異論は無いのではないかと思います。

しかし、近年のダイエットブーム、ひいては東京オリンピック開催に向けて、「ダイエット」の分野でもヨーグルトが注目を浴び始めました。

その立役者となったのが、「ギリシャヨーグルト」です。従来の日本で食べられていたヨーグルトよりも濃密な口当たりで、酸味の強い種類です。基本的にヨーグルトは乳製品ですので、どの種類も比較的高たんぱくなものが多いのですが、ギリシャヨーグルトは従来のヨーグルトと比べても約2倍のたんぱく質、そして脂質は半分以下の量なのです。

このギリシャヨーグルト、元パーソナルトレーナーの私も、ボディビルの大会に向けた減量期には、好んで食べておりました。

ダイエットのプロとも呼ばれる、ボディビルダーやパーソナルトレーナーが好んで食べる程の栄養成分ですので、趣味で運動をしている方や、これからダイエットを始めようとしている方にも、間違いなくおすすめ出来る食材の一つです。

上質感、高級感、究極のグルメヨーグルト

整腸作用の強い従来のヨーグルトを「機能性ヨーグルト」、濃厚で尚且つ高たんぱく低脂質な「ギリシャヨーグルト」と一線を画すのが、「ベルギーヨーグルト」です。

このベルギーヨーグルト、一度食べればその違いと 魅力を皆さんも体感できるのではないかと思うほど、ヨーグルトに嗜好性を求める人にはピッタリハマるであろう、上質感が魅力です。

ヨーグルトが持つ自然な甘みと適度な酸味は、砂糖などの不必要な甘みは加えたくないと思わされるほどです。生クリームにも負けない、シルクのような舌ざわり、是非とも皆さんにも味わって頂きたいですね。

ありそうで無かった、大豆由来のヨーグルト

大豆のヨーグルト?これまでもあったのでは?とお思いの方もおられるかもしれませんが、恐らくそれは「豆乳ヨーグルト」の事を指しているのだと思います。

混同して考えられがちですが、大豆ヨーグルトと豆乳ヨーグルトは全くの別物です。豆乳は大豆を絞って作られるため、製造過程で食物繊維やミネラルを含む「おから」を取り除いてしまいます。

しかし、大豆ヨーグルトは大豆を丸ごと使うため、おからが入っているのが特徴です。

まとめ

今回は、日々進化し続けるヨーグルト中から、3つのヨーグルトをご紹介しました。

どれか1つに絞って食べ続けるのももちろん良いのですが、気分を変えてたまには違う食材にチャレンジしてみるのも良いと思います。

個人的には、「ベルギーヨーグルト」の美味しさを皆さんにも味わって頂きたいなと思います!