プロテインが不足すると・・・乾燥肌になります。

毎日しっかりクレンジング、洗顔、保湿ケアをしているのに、乾燥肌が治らない。と長年悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちにおすすめなのがプロテインです!
プロテイン!?と聞くと、ゴリゴリなマッチョな男性の姿がまず思い浮かぶでしょう。しかし最近では、美容やダイエットのために取り入れているモデルや女優なども愛用している、注目の栄養素です。
プロテインは、日本語でタンパク質のことです。
タンパク質は、筋肉はもとより、皮膚や髪の毛、骨、血管、血液、内臓などヒトの体を作るために必要な栄養素です。
しかし極端な食事制限をするダイエットで、タンパク質が豊富な肉、魚料理、乳製品をまったく口にしないというケースも多々あります。その結果、体はたちまちタンパク質不足となり、様々な健康障害が起きてしまいます。
必要量のタンパク質が摂取できずに不足してしまうと、肌の潤いは無くなりカサカサの乾燥肌や肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。髪の毛の色、ツヤ、質にも影響を及ぼします。
筋肉をつくるためのプロテインではなく、美容と健康のためにプロテインを上手に摂取する方法、選び方などを説明していきます。

プロテインを飲んで乾燥肌を改善しましょう

そもそも乾燥肌とは、どういった状態なのでしょう。
人の肌の最も外側にある0.02~0.03mmほどの角質層が不調になると、カサカサの乾燥肌になります。角質層には天然保湿因子(NMF)、皮脂膜、細胞間脂質の3つが存在しており、
角質層内の3つの成分が十分に足りていることで、お肌のバリア機能が正常に保たれています。
角質層内の成分が不足するとバリア機能は低下し、水分が蒸発するためお肌は潤いを失いカサカサの乾燥肌や肌荒れを引き起こしてしまうのです。
潤いある滑らかなお肌を維持するためには、角質層内のバリア機能を整えることがとても重要なのです。

美肌にはプロテインが必要

角質層内にはお肌本来が持つ保湿成分が存在します。その中の一つ、天然保湿因子は、角質層内の水分を保持する働きがあります。
そしてこの天然保湿因子の約半分が、タンパク質を構成するアミノ酸でできています。
そのため天然保湿因子が減少すれば、肌の潤いがなくなり乾燥肌になるのは当然でしょう。
さらにお肌のハリと弾力は、皮膚の真皮層に存在するコラーゲンによって保たれています。
コラーゲンが不足すればシワ、たるみ、ほうれい線が目立つお肌になってしまいます。
そもそもコラーゲンはタンパク質を構成するアミノ酸が結合したもので、コラーゲンのほとんどが皮膚に存在します。
コラーゲンは体内で合成されますが、加齢によって減少していきます。
加齢によるシワやたるみ、乾燥肌を改善するためには、年々減少する天然保湿因子(NMF)やコラーゲンのもととなるタンパク質を積極的に摂取することが必要となります。

乾燥肌の改善にオススメのプロテインとは

タンパク質は、健康的な体、潤いあるお肌や色ツヤのよい髪の毛など美容にも重要な栄養素です。
毎日の食事で良質なタンパク質を十分に摂取することは意外と難しいです。
間違った自己流のダイエットで糖質、タンパク質を摂らずに、野菜中心の食生活を送っている人も
十分な栄養素を摂取できていません。
タンパク質が不足するとお肌の乾燥、肌荒れ、筋力の低下、貧血、疲労、ホルモンバランスの乱れなど、全身に不調があらわれます。
またお肌の乾燥はシワ、たるみなどの肌老化を招く原因にもなります。
健康な体と美肌づくりには、毎日の食事で良質なタンパク質を十分に摂取することがとても大切です。しかし毎食に栄養バランスの整ったものを用意するのはなかなか現実的ではありません。
そんな時に足りないたんぱく質量をプロテインで補うのがよいでしょう。
毎日プロテインを飲んだからといって、ムキムキになることは絶対ありません。
なぜなら筋肉をつけるにはハードなトレーニングを何年も積む必要があるからです。
むしろ適度な運動とプロテインを摂取することで、健康的で理想的な肉体、お肌、髪が得られるでしょう。

プロテインの様々な種類とは?

プロテインにはさまざまな種類がありますが、どのようなプロテインがあるのか説明します。
国内のプロテインは大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴を知り、自分に合ったプロテインを選びましょう。

ホエイプロテイン

牛乳を原料とした動物性のプロテインです。ホエイは乳清のことで、ヨーグルトの上澄み液にたくさん含まれているタンパク質です。
ホエイプロテインは、水溶性のため体内への吸収がとても速く、胃腸への負担が軽いのが特徴です。
またホエイプロテインには筋肉の合成に関わる必須アミノ酸(体内で合成することができないアミノ酸)と、筋肉でエネルギー源となるBCAAが豊富に含まれています。
そのため、ホエイプロテインは、スポーツやトレーニングの直後などの栄養を必要とするタイミングに摂取するのがよいといわれています。

カゼインプロテイン

牛乳を原料とした動物性のプロテインです。カゼインは牛乳に含まれているタンパク質で、牛乳中のタンパク質の約80%をカゼインが占めています。
食品ではチーズやヨーグルトに多量に含まれています。
カゼインは粘着性が強く固まりやすいのが特徴で、ゆっくりと体内へ吸収されます。
そのため腹持ちはよいのですが、胃腸に負担がかかりやすいというデメリットもあります。
カゼインプロテインは、ゆっくり吸収されるため、間食や就寝前、食事の時間が大きく空く時間帯に摂取するのがよいと言われています。

ソイ(大豆)プロテイン

大豆を原料とした植物性のプロテインです。代謝をサポートし、血液をサラサラにするアルギニンが豊富に含まれています。
またソイプロテインには、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つイソフラボンが多量に含まれているため、お肌のハリや潤いの維持が期待されます。
ソイプロテインは、ゆっくりと体内へ吸収され、腹持ちがよいので、就寝前に摂取するのがよいでしょう。

乾燥肌を改善するオススメの飲み方

タンパク質はたくさん摂ればよいというものでもありません。
体には一度に吸収できるタンパク質の限度量があるからです。
摂り過ぎても余分なカロリーになったり、体内で吸収されずに排出されてしまいます。
1食のタンパク質の摂取量は、だいたい30グラム以内とされています。
乾燥肌を改善するためを目的とするならば就寝の約1時間前を目安として摂取するのがいいです。
就寝中は成長ホルモンが多く分泌される時間帯であるため、健やかで美しいお肌づくりを手に入れるために必要です。
また寝る直前にプロテインを摂取すると、胃腸に負担がかかり、逆に睡眠の質を下げてしまいます。
自分の体調に合わせて摂取するタイミングに気を配りましょう。

まとめ

  • 美肌を手に入れるためにプロテインが必要
  • 乾燥肌に良いおすすめのプロテイン
  • 乾燥肌を改善するオススメのプロテインの摂り方

プロテインを健康な体づくり、美しいお肌とツヤのある髪を手に入れるために活用する女性が増えています。
なかなか乾燥肌が改善しないと悩んでいる人は、ぜひ今日からプロテインを飲んでみませんか。