ダイエットサプリのほとんどは嘘

「飲むだけで痩せる」「食べたことをなかったことに」・・・

「楽に痩せたい」という弱い心につけこんだ悪質なサプリメント会社が、スラっとして美しいモデルをイメージキャラクターとして採用し、魅力的なキャッチフレーズを謡った商品を販売しています。

あえて断言しておきましょう・・・ 世の中にあるダイエット系サプリのほとんどは全く痩せる効果が見込めません。

2 悪質ダイエットサプリの売り込み方

悪質なダイエットサプリは科学的根拠を全く示さず、飲めば痩せる、飲めば痩せると繰り返し訴求しています。

「~~大学が認めた」「~~特許取得済み(または出願中)」など公的機関のお墨付きがあるように訴求しているサプリもあるが、よくよく調べてみると、その成分はまだ研究途中や仮設段階であったりするケースが多い。

または有名人がCMで「このサプリを飲んでから体重が○○kg落ちました!」と満面の笑みで話している姿が放送されているが、画面の端には ※個人の感想です という注釈がついている。これは科学的根拠のない製品に効果があると訴求したいが、効果があると言ってしまうと嘘になるので、有名人に嘘を代弁してもらっているのです。こうすることで、あとで効果がないことを指摘されても「いや、あれは○○さんの個人の意見だから」という言い訳がつけるのです。

悪質なダイエットサプリはイメージ戦略に手を抜かないのです。

3 唯一痩せる機能が認められるサプリとは

それでもサプリメントの中には痩せることをサポートできるサプリが存在しております。

その気になるサプリとは「ファットバーナー系サプリ」です。

ファットバーナー系サプリとは、体脂肪(fat)の燃焼(burner)をさせることのできるサプリのことです。

このサプリは運動時の脂肪燃焼をサポートできる商品でして、巷にあふれる悪質なサプリメントの中でも唯一痩せることが見込めます。

とはいえ、飲んだだけでは絶対に痩せることはないです。あくまで痩せることをサポートできるだけですので過信しないように。

4 ファットバーナー系サプリを100%活用するルール

それではファットバーナー系サプリを100%有効活用するルールをお伝えしましょう。

まずそのファットバーナー系サプリの主成分を知らベてみてください。

大体のファットバーナー系サプリの主成分はカフェインかLカルニチン、どちらかの成分か、もしくはどちらとも含まれているかと推測されています。

今回はその栄養成分ごとの説明と飲み方をさらに詳しく説明します。

①カフェインが主成分の場合

カフェインはコーヒーや紅茶に含まれている、私たちの日常にありふれている成分です。

脂肪分解や覚醒機能・集中力の向上などが見込めますので、プレワークアウトプリにも非常に多く含まれています。

プレワークアウトについてはこちら

http://xn--eck7c4bye6a.net/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96/72.html

カフェインが主成分のサプリメントの場合、その覚醒作用を利用するとして、摂取するタイミングはトレーニング前がいいでしょう。

トレーニング前に摂取することによって、より集中してトレーニングすることができ効率的な脂肪燃焼が見込めます。一方で避けたいタイミングは就寝前です。カフェインの覚醒作用によって眠れなくなる・睡眠が浅くなるなどのデメリットがございますのでご注意を。カフェインの摂取量についてですが、カフェイン自体敏感な人とそうでない人がいるため、はっきりと何mgと述べることができません。(300mgで病院に運ばれた方もいれば、500mgでも平気な人がいます)私が説明する際は体質に合わせて一日200mgを超えない範囲で摂取することをオススメしています。

②Lカルニチンが主成分の場合

Lカルニチンとはアミノ酸の一種で、牛肉・鶏肉・魚・牛乳など動物性の食品に含まれています。Lカルニチンの役割は脂肪酸(脂肪を構成する成分の一種)をミトコンドリアに運ぶ役割があります。人体の仕組みに詳しくない人でもわかりやすく説明すると、ミトコンドリアは細胞内で脂肪酸を材料にエネルギーの生産をしています。その際Lカルニチンは脂肪酸をミトコンドリアに渡す手助けをしていますので、より十分な量のカルニチンを摂取することにより、脂肪燃焼の促進となります。

ただカルニチン自体は体内での合成と、食品摂取により十分な量が生成されており、わざわざサプリメントとして摂取する必要はないという意見もあります。事実、日常生活を送る中ではカルニチンのサプリメントとしての摂取は必要ないでしょう。ただストイックに減量し、食事制限をする場合、カルニチンが不足するケースがありますので、そういった際にはサプリメントとして摂取したらいいでしょう。

摂取タイミングについてですが、カルニチンが作用するミトコンドリアは24時間活動していますので、カルニチンもそれにあわせて、1日を通して何回かに分けて飲むのがいいでしょう。摂取量としては1回あたり100~200mg程度を複数回にわけ、1日を通して800~1000mg程度摂取するのがいいでしょう。

 

以上カフェインとカルニチンの説明でした。

ダイエット系サプリの嘘に惑わされることなく、成分をしっかり把握して減量・ダイエットを行いましょう。