近年のダイエットブームがようやく落ち着きを見せ始めたと同時に世界中に広まった「新型コロナウイルス」ですが、それと同時に感染予防がありとあらゆるところで叫ばれるようになりました。

消毒・除菌はもちろんですが、ソーシャルディスタンスを保って各人が家族や他人に菌を移さないよう努めるのは当たり前のこととなりました。

しかし、どれだけ気を付けていても、自身の免疫力が低ければこれだけの努力も報われません。これからの季節はコロナウイルスに加えてインフルエンザの流行も心配されるため、日々の生活や食事から免疫力を高める努力が必要となるでしょう。

そこで今回は、免疫力を高めるために是非とも意識して頂きたいことまとめましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

腸内環境を整える

皆さんの腸内には「善玉菌」と「悪玉菌」、そして「日和見菌」の3つの菌が常に一定のバランスを保ちながら存在しています。善玉菌には消化吸収の補助であったり免疫刺激など、健康維持や老化防止に影響力を持つ菌であり、代表的な菌に乳酸菌やビフィズス菌などが挙げられます。

反対に悪玉菌は多くの場合身体に悪い影響を与えるとされており、代表的な菌に大腸菌(有毒株)やブドウ球菌、ウェルシュ菌が存在します。

また、日和見菌は「そのつどどちらか強いほうに付く」という特徴を持っており、健康な時はおとなしくしているが、身体が弱ったりした時には腸内で悪い働きをします。代表的な菌に大腸菌(無毒株)や連鎖球菌、バクテロイデスなどが存在します。

格菌の特徴についてご紹介しましたが、免疫力を高めるには善玉菌の数を増やす必要があります。脂質の多い食事やストレス、睡眠不足が増えることで悪玉菌の数が増加してしまい免疫力が低下します。

善玉菌を増やすには、水溶性食物繊維や不溶性食物繊維が豊富な食材をしっかり摂ることがおすすめです。特にぬるぬる食品であるオクラやモロヘイヤ、海藻などの水溶性食物繊維は善玉菌を増やし、整腸作用を促進します。

ストレス解消

我々の身体はストレスを受けると交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまい、交感神経の働きが優位となります。

交感神経が優位になることで、常に気が張りつめた状態となり、これはご自身が無意識なところでも継続されます。こ状態が長く続くことで結果的に脳も身体も疲弊し、免疫力が低下してしまいます。

人によってストレスを解消する方法は様々ですが、自分の好きな趣味であったり、普段の生活から離れたりしてリフレッシュが出来ると良いでしょう。

身体を冷やさない

肩こり、腰痛、下痢、便秘など様々な症状の原因とも言われる冷えですが、違う言い方をすれば「身体を温める」ことができれば冷えが原因で起こる自律神経の乱れ、ひいては免疫力の低下を防ぐことが可能です。

最も簡単な方法に「入浴」による方法がありますが、それ以外にも普段から定期的に運動やウエイトトレーニングを行うことで基礎体温を上げることは大事なことと言えるでしょう。

さいごに

今回は様々な菌・ウイルスから身を守ってくれる「免疫力」の高め方についてご紹介しました。

ご紹介させて頂いた3つの方法は、どれも今日から始められるものばかりです。言い方を変えればどれも即効性があるものではなく、日々の積み重ねがとても重要になりますので、是非とも意識的に取り組んでいただければと思います。