『寝つきが悪い』『夜中によく目が覚める』こういった経験はございませんか?
どの年代でもこういった経験をお持ちの方はおられるかと思いますが、60代の方の睡眠不足は思ったよりも深刻です。一般的に睡眠の悩みは、20代~30代を契機に始まり、年齢を重ねれば重ねるほど増加すると言われています。
本日はこのような『睡眠』に関する悩みを抱えておられる皆さんに、不眠の原因と改善法をご紹介します!
あなただけじゃない!増え続ける睡眠障害難民
1日24時間、分かりやすく8時間寝るとすれば我々は人生の3分の1を睡眠に費やしています。健康的な生活を送ろうと思えば、睡眠の質が問われるのは誰もが理解されていると思います。
しかし、睡眠に関する悩みを抱える方の割合は、年々増す一方です。
全国にある限られた総合病院を対象に行った調査によると、なんと5人に1人が睡眠に纏わる悩みを持っておられるそうです。これはもはや国民病です。
そんな睡眠障害ですが、広く知られているものに『不眠症』があります。
一口に不眠症と言ってもその症状は様々で、
- 早朝覚醒(早朝に目が覚めてしまう)
- 途中覚醒(途中で何度も目が覚めてしまう)
- 熟睡障害(熟睡ができない)
- 入眠障害(なかなか寝付けない)
など、大きくわけてもこれだけの種類が存在します。
あなたが該当するパターンはどれでしょうか?
60代の不眠の原因とは?
前述した通り、不眠症が増える中で、一際高齢者に症例が多いのは何故でしょうか。
その中でも更に女性の不眠症は群を抜いて多いと言われています。その数なんと2人に1人。
理由は生活習慣病と活動量にあります。年齢を重ねることにより、若いころに比べて活動量が減るだけでなく、様々な疾患を合併することによって、結果、不眠に繋がるということが分かっています。
また、もう1つの要因が『気持ち』にあります。若いころに比べて睡眠時間が短くなるのはある種自然なことではあるのですが、『昔のように長い時間眠れなくなった』『昔と違って早く起きてしまう』といった行動に対する『焦り』の気持ちが不眠症の症状を助長させてしまいます。
今日からできる不眠症対策!
■起床したら太陽の光を浴びる
これはよく言われますが、太陽光を浴びることで体内時計がリセットされます。リセットされることで夜になると自然に眠たくなるようになるので、生活リズムを整えるのに良いですね。
■寝る前にカフェインの入った飲み物を摂らない
カフェインには覚醒作用がありますので、コーヒーなどは控えたいですね。
■喫煙を控える
煙草に含まれるニコチンにはカフェイン同様覚醒作用があります。まずは寝る前だけでも控えてみてください。
■適度な運動
家でじっとしていては疲れもしません。適度に運動することで新陳代謝も高まり、結果質の良い睡眠に繋がります。
■就寝前のスマホはNG
スマホの画面から出るブルーライトは脳を刺激するので、寝る直前までスマホを触っていると気付いたら朝方…なんてことになりかねません。
おわりに
最近では、その日その時だけ眠るために薬を服用される方もおられるようですが、不眠症ときっちり縁切りするには、やはり根本原因を解決する他に手段はありません。
冒頭でもありましたが睡眠は人生の3分の1を占めています。
今こそじっくりと向き合ってみてはいかがでしょうか?