プロテインを飲んで「さあ、鍛えるぞ」と始めた矢先、
「便の出が悪くなった」としばし不調を訴える方がいらっしゃるようです。
こんな状態が続いてしまうと、いっそのことプロテインを飲むのをやめようかなと思っている方もおられるのではないでしょうか。
今回の記事では「プロテインを飲んで便秘なったという人の対策」について書きたいと思います。
便秘の原因は
便秘とは一般的に、大腸内の排泄物(便)の通過が遅くなったり、
腸内に便が長時間とどまるなど、排便が順調に行われない状態のことをいいます。
排便のない状態が3日程度続いたら便秘といえるでしょう。
原因には脱水や食物繊維の不足、運動不足などが大きく関係していると言われますが、プロテインを飲んで便秘になったという方もいらっしゃるようです。
それでは、なぜプロテインを飲むと便秘になるのか原因を探っていきましょう。
プロテインの過剰摂取
腸内環境のバランスは腸内細菌によってきまります。
プロテイン(たんぱく質)は体内で消化されると窒素になります。
実はこの窒素が悪玉菌のエサとなってしまいます。
プロテインを必要以上に飲み過ぎることで腸内の「悪玉菌」が増えてしまうことで腸内バランスが崩れるというわけです。
食物繊維不足
食物繊維不足も便秘に繋がりやすいです。18歳以上の成人の場合、1日に男性20g以上、女性18g以上が必要と言われています。
近年だと過度な糖質制限ダイエットなどをしていると食物繊維の不足に陥りやすいです。米や大麦、芋などの炭水化物には食物繊維が多く含まれます。
普段の食事からしっかりと食物繊維を補うことが大切です。
脂質不足
ダイエットや減量中などは、脂質を避ける方が多いです。しかし脂質が適度にあることで腸に潤いを与え、
スムーズな排出をサポートする働きがあると言われます。
極端に脂質を制限をしている場合は見直す必要があります。
便秘にならないための対策
水分をしっかりと摂る
水分をしっかりととることは基本中の基本です。
特にたんぱく質をたくさん摂取している方は、体内でたんぱく質を処理する際に大量の水分を必要とするため、
便秘の原因となる脱水を引き起こしやすくなります。
年齢や体格によって必要な水分量は異なりますが、だいたい一般成人の場合だと最低でも2300ml/日が必要と言われています。
また、水分をしっかり基準量を摂っていたとしても、食事制限をしているときは食事からの水分量が減ってしまいますので、
特に食事制限中は、意識をして水分を摂り入れてください。
食物繊維をしっかり摂る
日本人の食物繊維摂取量は、目標量にまったく達していいないと言われています。
そのため意識して摂取しなければ不足を招いてしまいます。
食物繊維をしっかり摂り入れることで、「善玉菌」といわれる腸内細菌が増殖します。そして善玉菌が増えることで「悪玉菌」を減少させて働きがあることで、
腸内環境が整い排便を促進します。
食物繊維の多い食品
- 穀類
- 豆類
- 芋類
- 野菜類
- 果物類
- キノコ類
- 海藻類
毎食これらの食品を積極的に食べましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
もしかしたらプロテインが原因で便秘になっている可能性があるかもしれません。その場合は、今回ご紹介した水分摂取や食物繊維摂取を心がけるようにしましょう。
プロテインはカラダ作りには優れたアイテムです。バランスの良い食事とプロテインを適切に摂取できれば、必ずカラダ作りのサポートとなるでしょう。
自身の体調と向き合いながら上手にプロテインを活用してみてください。