コロナウイルスの感染拡大により、免疫機能を高めたいという人が増えてきている。なかなか免疫機能を高めるなんてどうすればいいのと思う方も多いと思いますが、免疫力を高めるためのポイントは食事と睡眠です。免疫力を高めると言われる免疫ミルクについてお話をしたいと思います。

免疫力を高める免疫ミルクとは?

免疫ミルクという面白い素材があります。免疫ミルクとは呼んで字のごとく、免疫力を高めることを目的に作られた牛乳です。生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の母乳で育ちます。中でも一番重要になるのが初乳母乳だと言われています。この初乳が重要と言われている理由として、母親の免疫(抗体)が初乳に多く含まれており、その初乳を飲むことで赤ちゃんにも抗体が取り込まれ、赤ちゃん自身の免疫力が強化されるからです。事実、母乳で育つ赤ちゃんは半年間くらい風邪などの感染症にはかからないと言われています。

母から子へ母乳の効果は?

母から子へと受け継がれる母子免疫の仕組みは、近年の免疫学の発達によって大きく進歩しました。例えば、母子免疫を支える母乳に、低下した免疫力を補い、健康回復を高め、自己免疫疾患の発症を遅らせるなどの効果に期待ができます。

免疫ミルクはどうやって作られるのか?

アメリカのスターリ研究所で実用性のある免疫ミルクが開発され、母乳に近い効果を持つことを確認されました。この免疫ミルクは、人に感染する可能性の高い26種類の病原性細菌を無毒化してワクチンにし、乳牛に継続的に注射することから生まれます。ワクチンを投与された乳牛は、この26種類の病原細菌に対して抗体をつくります。

免疫ミルクの効果は?

免疫ミルクの人への効果は、アレルギーの予防と改善、高コレステロールや高血圧の改善、腸内環境の改善、自然治癒力の増強など多岐にわたりますが、一番効果が得られるには炎症の改善効果です。リウマチなどの、細菌感染が引き金になる自己免疫疾患性のものや、局所的に炎症を起こす関節炎などに効果がることが確認されています。これは免疫ミルク中に含まれる抗体や各種の生理機能活性因子の働きです。

終わりに

いかがでしょうか。免疫ミルクを飲むことで免疫力が高まると言われています。免疫力を高めるためには様々な要因が必要です。規則正しい生活習慣と栄養のあるものをしっかりと食べて、現代を乗り切りましょう。