なかなか寝付けない、ぐっすり眠れない、朝起きた時にスッキリしない、睡眠に関する悩みや不満はいつの時代も尽きないものです。仮に年齢や体質が原因であったとしても、今の症状が少しでも改善するのであればどうにかしたいと思いますよね。

しかし、あなたの睡眠を心地よいものにしない原因は、年齢や体質だけではないかもしれません。普段から特に意識せず行っている「習慣」が、鍵かもしれないのです。

今すぐやめたい4つの習慣!

睡眠の質を左右する主な要因は、そのほとんどが寝るまでの行動に影響を受けていると考えて良いでしょう。今回はその中でも代表的なNG習慣をいくつかご紹介したいと思います。

①寝る前のスマホチェック

現代人はスマホに憑りつかれている」と言われる程にスマホに依存していますが、そのスマホが睡眠の質に大きな影響を与えているのを皆さんはご存知でしょうか?これはスマホの画面から発せられる光が原因となっていますが、加えて動画の視聴やゲームをすることにより大脳が活性化、より一層寝つきが悪くなるという悪循環に繋がります。

スマホやテレビの視聴は寝る前30分までにしていただき、出来るだけ部屋を暗くした状態で眠りにつくことが望ましいですね。

②寝る前の喫煙やカフェインの摂取

喫煙は一種のリラックス効果があるという風に感じている方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。喫煙によって得られる最大の効果は「覚醒」であり、それと同時に快感情が生じて気分が落ち着くのです。

カフェインについても同様に覚醒作用が非常に強いため、寝る前の摂取はオススメ出来ません。カフェインの覚醒作用は4時間以上持続するだけでなく、カフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、コーラなどのソフトドリンクや栄養ドリンク、チョコレートにも含まれています。また、カフェインには利尿作用もあるので、夜中にトイレに起きる回数を増やします。

③外出自粛による運動不足

新型コロナウイルスの影響もあり、これまでのように自由に外出することが難しくなったため、自宅で巣ごもりをしている方が多くいらっしゃるかと思います。シンプルに考えると、人や動物は疲れるから寝るのであって、疲れていなければ眠くもならないのです。

さらに、運動不足だけでなく日光を浴びる時間の減少も睡眠の質と深く関わっています。とは言え、現在のような時期に積極的に外出して運動…という訳にはいきません。ですが、限られた中でもできることはあります。日中や夕食後に自宅でできるような簡単なエクササイズを実施してみたり、朝は出来るだけ日当たりの良い場所で朝食を摂るなど、できる範囲で工夫をしてみましょう。

④夕方のうたた寝

バタバタしたお昼が終わり、やっと一息つける時間帯が夕方かもしれませんが、そのタイミングでの睡眠は夜の睡眠に影響を与えてしまいます。

しかし、お昼寝が睡眠の質に良い影響を与えるという話を耳にしたことがある方も中にはおられるのではないでしょうか?これは間違いではありません。大事なのは、「時間」です。うたた寝をする場合は、お昼から15時までの間で15分~30分程度と短い時間に抑えましょう。

おわりに

今回は「睡眠の質」に関する情報を4つご紹介しました。本日ご紹介したものは、どれも習慣として皆さんの生活に深く結びついているものが多いため、そう簡単に改善するのは難しいかもしれません。

しかし、どれか1つでも良いので少しずつ良い習慣に変えていけるように努力したいですね。