年末年始はお家でゆっくり過ごす方も多く、普段仕事や家事で身体を動かす方もお正月くらいはゆっくりされるのではないでしょうか?2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、「自粛太り」というワードも生まれるほどでしたが、「正月太り」もそれと同じくらいに深刻な悩みとなっているようです。

家にいる時間が長くなる分身体を動かさない時間が増え、結果的に口が寂しくなり、そこまでお腹が空いている訳ではないのにも関わらずついつい何かを食べてしまうお正月ですが、そこは一つのイベントとしてしっかり割り切り、メリハリをつけていきたいものですね。

今回は元パーソナルトレーナーの私が、正月太りで悩んでおられる皆さんのために、とっておきのダイエット術をご紹介したいと思います。

戦に勝つには相手をしっかり知るべし!

古来、戦国時代における戦いにおいて、敵の情報を知ることは何よりも大事なこととされており、戦に勝つうえでは欠かすことの出来ない重要な事柄でした。そして現在、皆さんが戦う相手はズバリ「自分自身」と言えるのではないでしょうか。正確には、「お正月に食べては寝てを繰り返して太ってしまった自分」です。つまり、相手を知るとは自分を知るということなのです。

さて、自分を知るとは言ってもやることは非常にシンプルでして、やることは2つです。

  1. 体重計に乗ろう
    「レコーディング・ダイエット」というものをご存知でしょうか?アメリカのとある学者さんが考えたダイエットであり、ただ毎日ひたすら体重計に乗り、自分の体重を把握するというものです。それだけ?という声が聞こえてきそうですが、今朝の自分の体重が一体どれくらいなのかを把握している方はそう多くはありません。と同時に、自身の体重を把握していない方で、自身の健康を管理できている方もそう多くはないのです。昨日食べた料理で自分の体重がどのように変化するのかを知るということは、ダイエットを成功させる上では基本中の基本です。
  2. 写真を撮ろう
    自身の身体を鏡に写し、それを撮影するだけで構いません。自分の身体を知るうえで、これほど簡単なものはありません。しかし、1週間に1回や1か月に1回といった具合で定期的に撮影することで、自身のダイエットの進捗を体重などの数値以外から感じ取ることができるため、非常にオススメです。実際、私もお客様の身体を月に1度は必ず撮影・比較し、どこら辺が変わったか、次の1か月ではどのようにしていくかなどを説明する際に使用していました。

たんぱく質を意識した食事を心がける!

ダイエットを行う上で大事になるのが「食事」ですが、その中でも皆さんには特にたんぱく質を意識していただければなと思います。たんぱく質は筋肉の維持・成長には欠かせないため、積極的に摂ることをお勧めします。腹持ちも良いため、間食などついつい食べてしまうような余分なカロリー摂取の防止にも繋がります。

さらに、たんぱく質はあらゆる細胞の源です。筋肉だけではなく髪や肌、爪、内臓などの材料にもなります。つまり、肉や魚などからしっかりたんぱく質を摂取することで生き生きとした生活の維持にも貢献します。

なお、たんぱく質摂取量の目安は一般の方は体重×1g、運動習慣のある方やトレーニングをしている方は体重×2g以上とると良いでしょう。

例:体重70kgの人の場合
運動習慣のない人・・・70×1g=1日70g
運動習慣のある人・・・70×2g=1日140g

さいごに

今回は「正月太り」と題してダイエットのコツについてご紹介しましたが、これらのテクニックは普段から使える、そして元トレーナーの私も実際に行っているものです。是非とも活用して頂ければと思います。