現代における『高齢者』の位置づけを皆さんはどのように考えておられるだろうか。

Wikipediaによれば、“高齢者とは、社会の中で他の成員に比して年齢が高い一群の成員のことである。ただ高齢者という年齢の定義は一定のものはない。日本語においては、同義語として老人、年寄、お年寄りなどの言葉がる。また、この世代を老年と称する場合がある”とあります。

国連の世界保健機関(WHO)の定義では、主に65歳以上の人のことを高齢者、65歳~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者としています。私はこれらの定義に毎回違和感を感じるのです。

今回は私が感じる違和感の正体と現代の60代の方に向けたメッセージを中心にまとめました。
是非ご覧ください。

最も身近な60代の存在

私の父親は今年で丁度60歳、還暦を迎えました。「お誕生おめでとう」という言葉と共にささやかなプレゼントを渡します。そして父親が一言、「実感がないあな~」です。

そうなんです、私が高齢者がどうのこうの言う前に、60代を迎えた本人に自覚が無いのです。これこそが、現代の60代が50年前の同じ60代と比べても同じ高齢者として括れない理由です。

実際、私の父親は現役で働いておりますが、最近は大型バイクの免許を取得するために毎週のように教習所にも通っていますが、趣味で畑をしたりと本当に元気だなと感じます。

これからの5年が大事になる

とは言うものの、私も私の父も人間です。歳は必ずとりますし、衰えは心身共に確実にやってくるでしょう。今現在がどんなに元気でも、一寸先は闇なのです。

では、現在60歳の父親にはどのような準備が出来るのでしょうか?答えは高齢者と呼ばれるようになる65歳までに準備をしておくことです。そこで私が父親に勧めたのが『プロテイン』でした。

私は過去にパーソナルトレーナーとして働いていた経験があり、人よりも食事や身体、特に筋肉などについては詳しいという自負があったので、これまでに何度も父親に対して食事の重要性を説いてきました。しかし、子に言われるとなかなか実行に移せないのでしょうか、食事は大して改善せず(汗)

そこで、せめてプロテインだけでも飲んでくれれば、たんぱく質の摂取量が上がるので、筋肉の合成を高めるだけでなく分解も防いでくれる旨を説明し勧めると、これが大当たり。今では毎日1杯、月にして1kg程飲んでくれるようになりました。飲んで1週間ほどで早速実感があったようで、肌の艶が全然違うそうです(笑)

また、バイクの教習時にハンドルを握る手が全然疲れないと大喜びでした。教習時の握力にどこまでプロテインが影響しているかは正確には見極められないですが、本人がプロテインを飲むことで活力を得たことは間違いありません。

父親にはこの調子でプロテイン習慣を続けてもらい、65歳を迎えた時にも今年の誕生日と同じく「実感がないあな~」というコメントを貰いたいですね。

おまけ

今回は私の父親とプロテインにフォーカスしてお話ししましたが、65歳までにできる準備は他にもまだまだあります。例えば、皆さんは運動をしていますでしょうか?

ウォーキング、ランニング、ジムでトレーニング、スポーツ、何でも大丈夫です。『運動』としてしまうとなんだかハードルが高くなってしまうので、違うもので例えましょうか。

例えば、一駅分多く歩くエレベーターやエスカレーターは使わない、などです。たったこれだけでも、5年積み重ねれば大きな成果に繋がることは間違いありません。筋肉隆々のボディビルダーも一夜にしてあの身体を手に入れたわけではありません。誰よりも長くトレーニングを続けてきてこその身体です。運動にしても、プロテインにしても、今から始められることを準備しましょう!