現代人の多くが経験する「生活習慣病」ですが、皆さんは意識していますか?
- 食事時間が短い
満腹中枢が刺激されるには、食事を開始してからある程度の時間を要します。「満たされた」と感じる前に必要量以上のカロリーが摂れてしまう早食いは注意が必要です。 - 冷凍食品やインスタント食品をよく食べている
これらの食品には、ヘルシーという記載があったとしても見た目以上に脂肪分や塩分が多く含まれており、栄養バランスが偏りやすくなってしまいます。 - 高カロリーな食事が多い
高カロリーな食事は、あなたを肥満へと簡単に誘うことでしょう。生活習慣病の予防の基本は、低カロリーな食材を沢山食べることにあります。 - 塩分の多い食事が多い
高血圧などのリスクを高める塩分過多、特に我々日本人は醤油や味噌など塩分の高い調味料に古くから慣れ親しんでいる分、意識していても塩分が多くなってしまいがちです。
上記に記したようなポイントに「運動不足」が加わることで、肥満や生活習慣病のリスクは格段に高まります。
今回は、そんな肥満や生活習慣病を予防する上で、是非とも皆さんに意識して頂きたい食事の際のポイントをいくつかご紹介させて頂きますので、是非とも参考にされて下さい。
1日を通してバランスのとれた食事を摂る!
- 主食
毎日の生活のもとになる炭水化物などのエネルギー源 - 副菜
身体の調子を整えるビタミン・ミネラル、食物繊維など - 主菜
血液や筋肉、内臓などを作り、免疫力の維持にも役立つたんぱく質など - 牛乳・乳製品
人に必要な栄養素をバランスよく含むだけでなく、カルシウムなどの補給にもなる - 果物
ビタミンCやカリウムなど
上記のように、1食あたり、1日あたりに摂取する食事がバランス良く食べられているかが最も重要になります。皆さんの身体は皆さんが食べたものでしか作られていません。手軽に食べられて尚且つ美味しいファーストフードなどはとても魅力的ではありますが、新鮮な食材や身体に良い食材を調理して食べることは、皆さんが思っている以上に皆さんの身体が喜ぶでしょう。
脂肪の摂り過ぎに注意!
食生活における脂肪の摂り過ぎは、血液中の脂肪を増加させることになってしまいます。
脂肪にはコレステロールや中性脂肪などいくつかの種類がありますが、全てがダメなわけではなく、生命活動に必要なエネルギーやホルモンの材料になるものも存在します。
しかし、その量が必要以上に増えると脂質異常症(血液中に脂肪分が増加した状態)などの健康リスクが高まります。
結果、血液中にコレステロールや中性脂肪がどんどん多くなり、動脈硬化などのリスクまで高めてしまうのです。
ロースやバラなどのお肉から摂れる油を極力控えたり、ベーコンやソーセージなどの加工食品ではなく加工がされていない食材を選ぶ、ケーキやスナック菓子などのファーストフード類は量を減らし、ドレッシングやマヨネーズといった脂質が多く含まれる調味料は出来るだけ使わない工夫が必要になりますね。
たんぱく質をしっかり摂る!
特に意識して頂きたいのが「動物性食品」から摂れるたんぱく質になります。
現代人は昔に比べてお肉を食べるようになったと言われていますが、それでもその量はまだまだ基準値には届いていません。その量は高齢になるほど減っており、高齢者のたんぱく質不足は日本が抱える高齢者問題の一つでもあります。
たんぱく質と聞くと、肉や魚をイメージされて当然なのですが、今回は敢えてそれらのたんぱく質源ではなく、「プロテイン」をおすすめさせて頂きます。
プロテインと聞くと、アスリートや普段からトレーニングをしている方だけが飲むイメージを持たれている方が多いかと思いますが、決してそんなことはありません。
既に幅広い年齢層にまで行き渡っており、とある老人介護施設では牛乳の代わりにプロテインが提供されているほどです。
つまり、年代関係なく飲むことが出来るは、毎日お肉やお魚を食べることが億劫な方にうってつけな食品と言えるでしょう。
おわりに
今回は、生活習慣病や肥満を予防する上で抑えておいていただきたい食事のポイントについてご紹介しました。
今回ご紹介した内容は、どれも皆さんのやる気次第で実践できる内容となっております。健康診断で肥満を指摘された方、周りから生活習慣病を心配されている方、是非ともこの機会に実践されてみてはいかがでしょうか。