森のバター」とも呼ばれるアボカドですが、皆さんはアボカドが持つ栄養素・健康効果についてご存知ですか?普段からよく食べている方が少ない印象のこの食材ですが、アボカドには「老化の防止」、「デトックス作用」、「血液をサラサラにする作用」など様々な健康効果があります。

また、脂肪の燃焼にもよく働いてくれるため、ダイエット中の方にも是非ともオススメしたい食材です。

ただ、果物の中ではかなら高カロリーな部類に入るので、食べ過ぎには注意が必要です。今回は、そんなアボガドの持つ栄養素や、食べるときの注意点についてご紹介します。

アボカドに含まれる栄養素をご紹介!

冒頭でも触れましたが、アボカドは果物の中でも最もカロリーが高いと言っても過言ではありません。しかし、カロリーが高いということはそれだけ栄養価が高いということでもあります。新陳代謝を高めてシミやそばかすを防止し、肌を正常に保つ役割がある「ビタミンE」や、粘膜の正常保持効果がある「ビタミンA」、免疫力の維持や、コラーゲンの生成を促してくれる「ビタミンC」などが豊富に含まれています。

アボカドには、上記で紹介したビタミン以外にも様々な栄養素が含まれています。アボカドの「コエンザイムQ10」には生活習慣病予防や美肌効果があり、「カルシウム」には骨を強くする働きがあります。さらに、あまり知られていない「グルタチオン」という成分には解毒を促進させて肝臓を助ける働きがあるので、飲酒・喫煙で疲れた肝臓を癒す作用も期待できます。

また、アボカドの主成分でもある脂質ですが、揚げ物や牛肉や豚肉などの動物性脂肪とは異なり、リノール酸やオレイン酸、リノレン酸といった「不飽和脂肪酸」が含まれています。これらは身体にメリットの多い「良い脂質」とされているため、過度な摂取によるカロリーの増加を除けばとても優れていると言えるでしょう。不飽和脂肪酸には悪玉コレステロールを抑える働きがあり、コレステロールの吸収が抑えられると血液がサラサラになり、動脈硬化の予防にもつながります。

さらに、アボカドにはデトックス効果も期待できるでしょう。ダイエットを行う上で大事になってくるのが「腸内環境」ですが、アボカド1個にはゴボウ1本分もの豊富な食物繊維が含まれており、食物繊維には腸内の環境を改善する効果があるので、便秘に悩む人にも心強い味方となってくれるでしょう。

食べ過ぎ要注意!

栄養価も高く健康効果も申し分ないアボカドですが、唯一気になるのが「カロリー」です。アボカドは1つ220kcalと、ご飯1杯分くらいのカロリーがあり、高栄養が故に少量でもカロリーが摂れ過ぎてしまうため、量にだけ注意しましょう。いくら身体に良い脂質とは言え、食べ過ぎてカロリーオーバーとなれば肥満の原因にも繋がります。