「牛肉、豚肉、鶏肉、皆さんがお好きなお肉の種類は何ですか?」という問いに対し、近い将来「代替肉」と答えるのが当たり前になる世の中がすぐそこまで来ているようです。

皆さんは代替肉と聞いてピンときますでしょうか?代替肉とは、その名の通り、牛肉や豚肉、鶏肉といった動物の肉を使わず、植物などの別の素材で代替したもの。この代替肉、ベジタリアン(菜食主義者)の拡大や自然環境へ配慮から、近年急速に拡大する最も熱い食材の一つと言えるでしょう。

今回は、我々の生活に必ず定着するであろう「代替肉」について、詳しくご紹介したいと思います。

代替肉を詳しく解説!

冒頭でも少し紹介していますが、実は今のところ公式な定義のようなものは存在しませんが、ざっくりと「味や形状が肉に近い食品」という風に解釈するのが一般的でしょう。

そんな代替肉にも実は大きく分けて2種類のパターンが存在します。

  • 植物ベース
    豆などの植物性たんぱく質をベースに、風味や色付けのためにさまざまな植物由来の成分を添加して本物の肉に近づけた「植物由来の肉」です。現在市販されている多くの商品がこのタイプであり、大豆ミートなどと呼ばれます。
  • 培養肉ベース
    牛や豚、鶏などの動物の幹細胞を培養して作る、「肉由来」の代替肉のことです。こちらは「培養肉」ともよばれ、世界中の企業が研究・開発に力を注いでいます。現状市販はされていません。

代替肉のメリットとは?

大豆ミートをはじめとする代替肉は低カロリー且つ低コレステロールであり、何よりも食物繊維が豊富に含まれています。特に食物繊維に関しては、本来牛肉や豚肉を食べるだけでは摂取が出来ない栄養素になるため、たんぱく質も摂れて正に一石二鳥と言えるでしょう。

また、本来牛肉などのお肉がアレルギーなどが原因で食べれられないという方にも、この代替肉はオススメ出来ます。味や形状がどれだけ似ていても、中身は植物性たんぱく質であり、動物性たんぱく質が一切入っていないというのは、魅力的ですね。

さらに、代替肉は我々の健康だけでなく地球規模で環境への配慮が期待されています。

代替肉のデメリットはあるの?

現状、世界的に流通のされており、大きな健康被害なども報告されていないことから、抜け目はないと思って頂いて大丈夫でしょう。

しかし、筆者自身個人的な意見としては、代替肉を使用したハンバーグと、牛肉を使用したハンバーグでは、絶対に超えることの出来ない壁があるように感じました。大豆特有の匂いを限りなく牛肉に近づけている技術は本当に凄いと思うのですが、牛肉好きには少し厳しい?ような気もします。

おわりに

今回は、今世界が注目しているたんぱく質、「代替肉」についてご紹介しました。

正直言ってメリットばかりの食材ではありますが、味に関してはまだまだ好みが分かれそうな部分もあるかと思います。

この先の技術の進歩により、代替肉が本物の牛肉の味を超える時がくるかもしれないですね。