ほとんどの人が知っている『健康食品』や『サプリメント』は普段口にする食品と、何が違うのでしょうか。

一般的に健康食品・サプリメントというとお薬のように考えられる方が多いのではないでしょうか。
実は、日本でサプリメントは『医薬品』のような法令的な定義がなく、簡単に言えば、野菜とサプリメントは法律上同じ『食品』です。

 

サプリメントとは

栄養補助食品(えいようほじょしょくひん)とも呼ばれ、ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養摂取を補助することや、

ハーブなどの成分による薬効が目的である食品です。

略称はサプリ。ダイエタリー・サプリメント(dietary supplement)は、

アメリカ合衆国での食品の区分の一つです。ほかにも生薬、酵素、ダイエット食品など様々な種類のサプリメントがあります。

健康補助食品(けんこうほじょしょくひん)とも呼ばれます。

サプリメントの種類

サプリメントは各社メーカーから様々な種類が販売され、

役割や目的により大きく3種類に分類されます。

 

ベースサプリメント

ベースサプリメントは、体に必要なビタミンやミネラル、アミノ酸、食物繊維、DHAやEPAなどを補います。

ビタミンはビタミンB1やビタミンB2、ミネラルは鉄や亜鉛など単体で販売されるものや、

ビタミンを全て含んでいるマルチビタミンという形で販売されることもあります。

 

ヘルスサプリメント

ヘルスサプリメントは、健康維持や美容などのために利用するイソフラボン、ローヤルゼリー、プロポリス、セサミン、カテキンなどがあります。

 

オプショナルサプリメント

オプショナルサプリメントは、ウコン、マカ、ブルーベリー、グルコサミンなどは体調の回復のために利用されます。

 

サプリメントの利用目的

サプリメントの利用目的は健康の維持・増進や病気の予防、食事で不足している栄養素の補給や強化、

疲労回復、美容やダイエットなど性別や年齢により目的は様々です。

 

サプリメントを飲むときの注意点

サプリメントを摂取するときの注意点は3つあります。

  • 知識不足からの過剰摂取しない
  • 体内での栄養バランスを崩さない
  • 不必要なビタミンを過剰摂取しない

①知識不足からくる過剰摂取を防ぐ

サプリメントは医師の処方がなくても購入できるので、摂取よって事故が起こっても自己責任です。例えば同時に飲んで違う名前のサプリメントに同一の栄養素が含まれている場合は過剰摂取となってしまいます。

②体内での栄養バランスを崩さない

体内では正常な状態を維持するために、様々な栄養素がバランスを保ちながら働いています。
特にミネラルビタミンB群は1つの栄養素の吸収が多くなると、ほかとのバランスが悪くなります。そうすると割合が低くなった栄養素が欠乏状態になることがあります。

③不必要な栄養を過剰に摂取しない

ビタミンB群のような水溶性ビタミンは過剰摂取の場合は尿中に排泄されます。こういう場合は不必要と体で判断され排泄することができますが、排泄できない栄養素もあり、体内に蓄積されて過剰症を引き起こす場合があります。

終わりに

サプリメントの摂取は手軽でとても便利ですが、自分の必要な量を考えて摂取しなければ逆効果です。

正しい量を守りながら健康的な身体を手に入れましょう!