ストレスを感じる毎日、しっかり眠って疲れをとりたいものですね。
疲れをとるにはただ眠るだけでなく、質の良い睡眠が重要であることはご存知ですか。
睡眠の質には寝具に加え、食事、運動、入浴などの生活習慣が関わっています。
今回は食事から睡眠をサポートするポイントをご紹介致します。

睡眠ホルモン・メラトニンをたくさん分泌させる

睡眠の質を高めるために必要なのは、「メラトニン」という睡眠ホルモンです。
メラトニンは、朝目覚めてから約15時間後に脳の松果体から分泌し始め、就寝1~2時間前に上昇し副交感神経を優位にして呼吸や脈拍を安定させ、深部体温(体の内部の温度)を下げて快適な眠りへと導きます。
このメラトニンを分泌させるためには、材料であるセロトニンというホルモンが
朝から昼にかけて十分分泌されていることが必要です。そしてこのセロトニンを分泌させるには、材料であるトリプトファンを摂る必要があります。

質の良い睡眠のための栄養素「トリプトファン」

トリプトファンは必須アミノ酸のひとつであり、なかなか寝付けないという人の悩みを軽減する働きがあります。
トリプトファンが体内に取り込まれると、それが血液に乗って脳内に入り、セロトニンのレベルアップが睡眠を誘発するため、結果的に不眠症の改善に役立てられるわけです。

トリプトファンはどうすれば摂れるの?

トリプトファンは、必須アミノ酸の一種で、魚類・肉類・卵・大豆製品・乳製品などに多く含まれます。必須アミノ酸は体内で作ることができないので、食事やサプリメントでしっかりとりましょう。

終わりに

トリプトファンは、体内では作れない必須アミノ酸のひとつ。肉、魚、豆、種子、ナッツ、豆乳や乳製品など、タンパク質の多い食物に豊富に含まれています。
しかし、必須アミノ酸でありながら、食品に含まれる量も限られています。もしタンパク質を含む食品の摂取量が少ないようであればサプリメントから摂取するのもいいでしょう。清々しい朝を迎えるには、就寝前の上手なサプリメント摂取も効果的です。