たんぱく質は筋肉を作る栄養素でありますが、炭水化物はどのような役割を果たすのでしょうか?

炭水化物とは筋肉を動かすための役割を果たします。いくら力強いエンジン(土台)があっても

ガソリンが入ってなければ動けません。

食事で摂った炭水化物は胃で消化されて、小腸で吸収され、血液に溶け込んで必要なところに運ばれ、

使われます。

当然エネルギーがなければガソリン入っていない車と同じで、人間も動くことはできないので

十分なエネルギーの摂取が重要です。

炭水化物の種類

炭水化物の種類にはいくつかの種類があります。

  • 単純炭水化物(単糖類)
  • 複合炭水化物(でんぷん)
  • 食物繊維

血液中にどれくらい糖分があるのが血糖値で、この血糖値が上がりすぎると身体にいろいろな障害が起こります。

身体は防衛システムとしてインスリンという血糖値を下げるホルモンを分泌します。

インスリンは糖分を筋肉細胞や脂肪細胞、肝臓に取り込む働きがあり、血糖値を下げてくれます。

血糖値が速く上がるとインスリンも大量に分泌され、血糖を早く血液中から取り去ろうとします。

特に単純炭水化物は血液中に非常に速く溶け込むので、血糖が上がりやすいです。

運動後は栄養が筋肉に取り込まれやすいですが、それ以外の時は脂肪に取り込まれるので、

脂肪になりやすいとも言えます。

複合炭水化物とは?

複合炭水化物は単純炭水化物より消化に時間がかかるため、血糖値を上がりにくいです。

血糖値が上がりにくいということは脂肪になりづらく、より長い時間安定的にエネルギーを供給してくれます。複合炭水化物とはできるだけ精製していない炭水化物のことであり、米であれば白米より胚芽米、胚芽米より玄米を食べることがおすすめです。

炭水化物の摂取量は?

炭水化物の必要な摂取量は?1日に体重1㎏あたり4~6g程度と言われています。

ですので、たんぱく質と倍くらいの量を意識して摂るように考えればいいと思います。

その際にはできるだけ自然に近い精製されていない炭水化物を選ぶようにすることをお勧めします。

終わりに

炭水化物は人間のエネルギーとなるものです。しっかりと1日に必要なエネルギーを摂取しましょう。

その際はなるべく自然に近いものを選び、元気な身体をつくりましょう。